トヨタ、賞与は満額回答へ 昨年より2万円減少
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040225-00000226-kyodo-bus_allタソ トヨタ自動車の労使は25日、1回目の春闘交渉を愛知県豊田市の
本社で開いた。賞与(ボーナス)については、前年の妥結額を2万
円下回る組合要求に対し、経営側が満額回答する見通しとなった。
賃上げでは、定期昇給に相当する1人平均6500円の「賃金制度
維持分」を経営側が認める方向だ。
トヨタは2004年3月期に連結純利益が過去最高の1兆円に届く
見込み。好業績にもかかわらずベースアップ要求を断念、賞与も減
額要求した組合側に、経営側も歩み寄る。賞与の満額回答は5年連続。
賞与の要求額は5カ月プラス53万円で、総額は235万円。組合
は単体決算の営業利益を賞与の算定根拠と位置付けているが、円高
ドル安の影響で減益見通しのため、要求段階から金額を抑制していた。
この日の交渉で経営側も「(単体の)業績に表れない組合員の努力
を(賞与に)反映させたいという考え方は理解できる」と応じた。
(共同通信)
[2月25日20時45分更新]