NPOブロードバンドアジア、インターネット総合研究所、中央メディアネットは、
大阪・なんばパークス「歩行者ネット天国」でRFIDタグの実証実験を行った。
実証実験として「歩行者ネット天国」が実施されている。
ここでは、RFIDタグリーダと無線LANモジュールが内蔵された
PDAを利用し、さまざまな場所に設置されているRFIDタグを
読み込むことでさまざまなサービスが提供されている。
さらに、無線LANからのアクセスポイントからの強度を測定することで
位置情報の取得も可能だ。なお、このPDAは無線LAN のアクセスポイントを
経由してIPv6でインターネットに接続されている。
具体的にはここでは、ユーザに近くにあるお店の情報を送信する「ショップインフォメーション」、
ユーザの現在位置を表示する「フロアナビゲーション」、
商品の詳細がPDAで確認できる「商品案内」、手ぶらで買い物ができる「カゴなしショッピング」、
PDAを用いたIP電話などのサービスが提供されている。
また流通段階では商品の1つずつにRFIDタグを付与する実験もあるが、
まだRFIDタグのコストは1つたり数百円もかかってしまうため今のところ現実的ではない。
しかし、カゴなしショッピングのように商品のPOPに付与する方法だと
RFIDタグの数が少なくて済むため、現実味はあるだろう。
2003年の後半になってから、さまざまな産業でRFIDタグの実験が実施されている。
今回の歩行者ネット天国もその1つだが、RFIDタグは急速に実用化に向かっているようだ。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0402/20/news042.html RBBTODAY2004/02/20 17:02:00