【低燃費車にステッカー】経産省、排ガス認定と相乗効果狙うブヂネス

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低燃費車にステッカー、経産省、排ガス認定と相乗効果狙う
(日本工業新聞 2004/2/3)
http://www.jij.co.jp/news/policy/art-20040202210751-NVRMEJWLBC.nwcタソ
経済産業省は4月1日から、燃費性能の高い自動車にステッカーを貼付する
表示制度をスタートさせる。最終エネルギー消費量が増加傾向にある運輸
部門の省エネルギー対策と、地球温暖化防止対策を促進するのが狙い。

貼付する対象は、省エネ法(エネルギーの使用の合理化に関する法律)で
定める燃費基準値以上の燃費性能を備える自動車。車体後方のガラスなど
の見えやすい位置に、「燃費基準達成車」と印刷されたステッカーを張り
付ける。

排出ガス性能については、すでに国土交通省が「低排出ガス車認定実施要
領」に基づいてステッカーを表示する仕組みを具体化させている。これと
燃費性能に関する表示制度を組み合わせることで、環境対応車に対する
一般消費者の関心と理解を深めたい考えだ。

2004年度税制改正大綱に基づく税制改正には、環境負荷の小さい自動車
社会の構築に向けた対策の拡充が盛り込まれた。
低公害車を対象に自動車税の負担を軽減するグリーン税制や、省エネ法に
基づく燃費基準の早期達成車を優遇する措置の適用期限を、2年間延長す
ることなどが柱。今回の取り組みは、こうした動きや国交省の施策と連動
する形で実施する計画だ。