【「海外の頭脳」獲得ブヂネス】オール英語授業…東北大大学院

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「海外の頭脳」獲得へ、オール英語授業…東北大大学院
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040202ic13.htmタソ
東北大学大学院理学研究科(鈴木厚人研究科長)は今年10月から、
外国人留学生が受講する授業はすべて英語で行い、日本語で行う授業を
全く受講せずに大学院修了に必要な単位を取得できるよう、大学院教育
を改める。

国立大初の取り組みで、海外の優れた人材を集めて国際水準の研究拠点
づくりを進める狙いだ。

文部科学省が優れた研究に予算を重点配分する「21世紀COE(卓越
した拠点)プログラム」に、同研究科から3件が選ばれたことが改革の
きっかけ。「日本語の壁」に苦労しない環境を整えることで、欧米留学
の傾向が強い優秀な外国人を東北大に集め、一流の研究者に育成、研究
の一端を担ってもらう。

留学生が選択した授業は日本の学生も英語で受講することとし、授業の
約4分の1が英語で行われる。日本人学生にとっても、国際学会で外国
人研究者と英語で渡り合う訓練になり、海外で通用する研究者の育成に
つながるという。新年度は20人の留学生を募集。すでに、インターネ
ットを通じて知った中国やインドの学生から問い合わせが寄せられている。

東大学長も務めた有馬朗人・元文相は「大変結構なこと」と他大学への
波及に期待している。
(2004/2/2/15:01 読売新聞 無断転載禁止)