【資格検定ブヂネス】<漢字検定>中高生受験者が急増 入試、単位取得に必要

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<漢字検定>中高生受験者が急増 入試、単位取得に必要
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040201-00000079-mai-sociタソ
財団法人・日本漢字能力検定協会(京都市)の日本漢字能力検定
(漢検)を受験する中高生が増えている。03年度は4年前より
60万人以上多い約165万人に上った。入試で「漢字力」を重視
する大学や、授業の単位に認める高校の増加が背景にあるとみられる。

同協会によると、漢検の志願者数は99年度が約130万人だった
が、02年度に200万人を突破し、03年度は約220万人に
なった。このうち中高生は99年度の約100万人から約165万
人に増え、志願者全体の8割前後を占めている。

漢検は年3回実施され、1級から8級までの10の級がある。8級
は小学校3年までに習う漢字のレベルで、最も難しい1級は常用漢
字も含めて約6000字の大半を読み書きできなければならない。

同協会の調査によると、昨年8月現在で、入試で一定の級以上の合
格者を優遇する大学・短大は483校あり、2年前より約80校増
えた。高校入試で優遇するのは今年1月現在で395校に上り、3
年前からほぼ倍増した。

「漢字力」は推薦入試や面接・作文による「AO(アドミッション
オフィス)入試」で重視されることが多く、級に応じて点数を加算
したり、いわゆる「一芸入試」の対象になる。私立の大学・高校が
大半だが、国公立も取り入れ始めた。

単位認定する高校も急増し、昨年8月には391校と2年前の約2
倍になった。入学前や在学中に3級以上の試験に合格すれば、国語
1や国語総合の単位として1〜3単位を加算する例が多い。

同協会の東京広報センターは「若者の漢字への関心が高まっている
のは事実。今後も資格を考慮する大学や高校は増えていくのではな
いか」と話している。【横井信洋】