【厚生労働省ブヂネス】医療新技術、保険適用迅速に・診療報酬改定で

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医療新技術、保険適用迅速に・診療報酬改定で厚労省
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/index20040129AT1F2801B28012004.htmlタソ
厚生労働省は2004年度の診療報酬改定で、新しい医療技術に公的医療保険を
迅速に適用できる仕組みを整える。新医療技術を専門家組織が審査、有効性や
安全性が高ければ保険対象にする。保険適用で患者負担が軽くなり新技術に
よる治療が受けやすくなる。病院に、肺がん手術など難度の高い手術の実施
件数の公表を促し、患者が病院を選択しやすくする手法も導入する。

診療報酬は健康保険などの公的医療保険を適用する医療行為一つ一つの公定
価格で、ほぼ2年ごとに改定している。来年度は改定の年に当たり、中央社
会保険医療協議会(厚労相の諮問機関)で議論し2月中に決定する。来年度は
報酬の総枠の伸びをゼロに抑えることが決まっており、一部で報酬を上げれ
ば一部で下げる必要がある。新しい治療技術を保険の適用対象にするかどう
かは、従来は厚労省が決めていた。同省が専門家の意見を聞き、普及度を調
査してから選ぶので、保険適用までに時間がかかることも多かった。 (07:01)