松下電器、エアチャージャーなど「酸素製品」を拡充
(日本工業新聞 2004/1/16)
http://www.jij.co.jp/news/av/art-20040115215002-HGDAOIOEWP.nwcタソ 松下電器産業は、酸素エアチャージャーなど酸素関連商品の品ぞろえを拡充し、
同部門の事業の売上高を2003年度の120億円から04年度には500億円に引き
上げる。昨年3月に酸素エアチャージャーと酸素エアコンを発売。独自開発の
「酸素富化膜」により酸素濃度の高い空気を送り出すのが特徴で、酸素補給を
楽しむ「酸素バー」の店舗数増加など酸素ブームの火付け役となった。
「酸素応用商品はスポーツ分野から一般に拡大している。独自技術を活用した
新規事業の有力分野」(林義孝・松下電器産業ホームアプライアンス社社長)
と位置づけている。04年度は柔道の井上康生選手や体操の塚原直也選手らオリ
ンピック候補選手5人を起用したキャンペーンを展開し、販売攻勢をかける。
30日には酸素気泡を風呂のお湯に供給する酸素入浴機能付き給湯器3機種6タ
イプを発売する。4月21日には酸素エアチャージャーで野外でも利用できる
機種を追加発売し、拡販を図る。
酸素エアチャージャーは医療機器ではないので効能訴求はできないが、松下
電器では医療関係者と共同で体重・体脂肪の減少、集中力の向上などの効果
があることを検証した。さらに視力向上や血糖値の減少なども検証を続けて
いくとしている。