2004年 日本復活宣言--最高益への新ジャパンモデル
http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf/CID/onair/biztech/biz/283661タソ いよいよ出口が見え、逆襲に転じる。2004年の日本はこんな年にな
るのではあるまいか。
ここ数年、日本は坂道を転げ落ちるように競争力を落とし、経営者
も政治家も官僚も自信を失ってしまった。いくら金利を下げ、財政
出動を繰り出しても、日本経済は好転しなかった。借金漬けとなっ
た財政は、こうした「日本敗戦」の象徴と言えるだろう。
だが、明らかに潮目は変わった。リスクに挑み、世界に打って出る
気概を、企業はようやく取り戻しつつある。社員が心を1つにして、
赤字の根を断ち切り、明日に向けて技術を磨くという原点に立ち
返った時、垂れ込めていた暗雲のすき間からようやく曙光が差し込
み始めた。苦境の中で学び、試練の中で鍛えられた企業の強さを
侮ってはならない。
その証拠に、全産業の主要300社を28業種(金融を除く)に分類して
業種別の利益を集計してみたところ、2003年度は11業種が最高益を
塗り替える。しかも、最高益を記録する業種の数は2004年度、2005
年度に向けてさらに拡大する見通し。一部の大企業がこじ開けた突
破口はますます広がりそうだ。
日経ビジネスはここに「日本復活」を高らかに宣言する。
■詳しい内容は日経ビジネス1月5日号でご覧いただけます。