届くか、年間3兆円−。日本中央競馬会(JRA)の暮れのグランプリ、有馬記念(GI)が、
いよいよ明後日28日に迫ってきた。今回は捲土(けんど)重来を期して日程を例年より1週間、
後ろにずらし、まさに「年末の大一番」にふさわしい舞台設定となった。JRAの年間売り上げは
ここ数年、ジリ貧状態。特に今年は、年間売り上げが3兆円に到達するかどうかが有馬にかかる。
JRAでは「何とか有馬の売り上げが伸びれば…」と祈るような気持ちで、「その日」を迎える。(略)
JRAの年間売り上げは、平成9年の4兆6億円をピークに、ここ5年は、対前年比94〜
95%程度。昨年はピークより8700億円少ない、3兆1334億円だった。
今年の21日までのJRAの売り上げは、対前年同期比95.9%。例年通りなら、年間
売り上げはようやく3兆円を50億円ほど超える程度だ。
ただ最終日の売り上げは、有馬記念が大きく左右する。(略)
それだけに注目されるのが、今年から改革された日程の変更だ。
広報部は、「例年の日程なら21日の開催だったはずで、28日に有馬記念を行うのは
初めて」と説明する。年末にずらしたことについて、見方は分かれる。
「一般的な給料日の25日以降の開催ということで、馬券を買う人にもフトコロの余裕
はある。ただ、これまでも暦の関係で、25日より後の有馬記念も何度かあったが、
だからといって極端に売れてはいない」
「電話投票が4割近くを占めるとはいえ、28日といえば、会社も休みに入り、帰省
される方も多い。有馬記念の売り上げが増えるのは、普段買わない人も参加するから。
これまでのように、会社の同僚などに『私もお願い』という人が参加できるかどうか」
つまり、「吉と出るか凶と出るか。結果を冷静に分析したい」(広報部)という訳だ。(略)
今年のGI戦に限っては、対前年比103%と上向いている。JRAも「事故のない形で、
来年以降につながれば…」と有馬に期待を寄せる。
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http://www.jra.go.jp/ ギャンブルが不況に強いと云うのは過去の話の様ですね。