中部電力は19日、会社から残業代が支払われない、
いわゆる「サービス残業」が2001年4月から1年9カ月間に計54 億円あったと発表した。
中部電は9月、今年1月からの半年間でも時間外賃金の未払いが見つかっており、
27カ月で計65億円を従業員に支払ったことが明らかになった。
中部電の発表によると、同社は2001年4月から02年12月までの21カ月間、
全従業員1万8600人のうち1万1950人の従業員の時間外賃金が未払いとなっていた。
中部電は同日付でこれら対象者に賃金を支払ったという。
さらに、今回の調査では今年1月から半年間で、新たに1400人に未払いであることが明らかになり、
未払いになっていた従業員は計2万人に達する。
これらの結果を受けて、同社の川口文夫社長、越智洋常務の2人は04年1月から3カ月間、
役員報酬の10%を返上することを決めた。
http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=80000002&sid=a_0VqUEDl.0k&refer=topj