「睡眠時無呼吸」赤外光あてビデオ診断、原因も推定
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20031206i505.htmタソ 日中、急に眠くなって、運転中のドライバーが交通事故を引き起こ
す原因にもなる「睡眠時無呼吸症候群」を簡便に診断できる装置
を、慶応大の中島真人教授(電子工学)らが開発した。
口や鼻にセンサーを付ける従来法とは異なり、睡眠中の姿を特殊な
ビデオカメラで撮影するだけ。無呼吸の原因まで推定できるという。
開発された装置は、寝ている人の上部から赤外光を当て、縦120
センチ、横90センチの範囲の約500か所の動きを計測する。結
果は3次元画像化し、胸や腹の上下運動から無呼吸の原因などを診
断する。鼻などにセンサーを付ける場合に比べ、自然な睡眠状態を
測定できる利点もある。
同症候群には、肥満などが原因でのどが詰まる「閉そく型」と、脳
からの指令がうまく伝わらない「中枢型」があるが、これらも区別
できるという。
(2003/12/6/15:20 読売新聞 無断転載禁止)