中国系米学者、中国に技術不法輸出 以前は中国でスパイ罪 - CNN
中国生まれの米国人女性学者が26日、当地の連邦地裁で、
武器転用可能な技術を中国に不法輸出していたことを認めた。
この学者は2年前、台湾支援のスパイ活動を行ったとして中国で
拘束された後、ブッシュ政権が強力に中国政府に釈放を働きかけ、
米国送還を勝ち取った人物。
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200311270008.html 〈(`・ω・`).〉<日本の企業大学は大丈夫なんですかね?
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中国生まれで米国永住権をもつ社会学者、高瞻(がお・ざん)被告は、
連邦地検との司法取引に応じ、過去4年間にわたり中国に、
ミサイル発射装置などに転用できる超小型演算処理装置を
不法輸出していたことを認めた。さらに、この不法輸出で得た
150万ドル(約1億6400万円)の収入を申告しなかったとして、
脱税も認めた。
また2000年には中国政府から不法輸出の代償として54万ドル
(約5900万円)を受け取ったと認めた。
調べによると高被告は1998年から2002年にかけて、中国軍の
なかでも航空機やレーダー開発を専門とする部局に、有用な技術を
提供しようと活動を続けた。米軍の契約企業に接触するときは、様々な
研究機関の教授を偽称し、研究目的で部品や技術が必要だと説明していた。
高被告は2001年7月、中国でスパイ行為による国家安全危害罪で
有罪判決を受け、懲役10年を宣告された。ブッシュ政権は、高被告の釈放を
米中外相会談の主要議題とするなど、強力に働きかけ、釈放の際にはブッシュ
大統領が歓迎の声明を発表した。
米国に送還された高被告は、ワシントンのアメリカン大学で研究フェローに着任した。
捜査筋によると、中国当局が高被告を台湾のスパイだとして摘発した同時期、
米当局はすでに同被告を中国のスパイとみなして内偵を始めていたという。
検察によると、有罪を認めた高被告は最高10年の実刑を受ける可能性があるが、
司法取引に応じ、情報提供に協力しているため、減刑となる見通し。
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200311270008.html