NTTと日立、災害対応システム技術を開発
NTTと日立製作所は20日、大規模な情報システムの災害対策や
セキュリティー対策を効率化できるシステム技術を共同開発したと発表した。
個々のパソコンで扱うデータなどを一元管理する仕組み。
両社が今年4月から始めた共同研究プロジェクトの成果で、
企業や自治体、教育機関向けに2005年にも実用化する。
開発したシステム技術は「ストレージセントリックネットワーク」と呼ぶ。
パソコンを利用する際、ソフトはネットワークを介してサーバーから取り出す。
パソコンで作成したデータもサーバーに送って一元管理する仕組みだ。
実際にシステム技術を利用する場合は、導入先のデータセンターなどに
サーバーを集約して運用する。ソフトの更新やコンピューターウイルス対策を
データセンター側で一括して迅速に対応できるようになる。複数のデータセンターで
データを保存するため、地震や台風などの災害からの復旧も容易になる。
機密情報の漏洩(ろうえい)などにも対応している。
[11月21日/日経産業新聞]
ソース
http://it.nikkei.co.jp/it/news/newsCh.cfm?i=2003112007742j0&h=1