磁器のコーヒーフィルター 波佐見焼の技術使い開発
http://www.kahoku.co.jp/news/2003/11/2003111501000250.htmタソ 長崎県波佐見町の陶磁器メーカーのアサヒ陶研が、同県に伝わる波佐見焼の技術などを使い、
紙と違って半永久的に使えるセラミックス製のコーヒーフィルターを開発した。来年1月か
ら販売する。地球環境保護や地場産業の活性化につながると期待されている。
同社は3年前にも日本茶用のセラミックス製の茶こし器を開発、今回はその技術を発展させ
た。「エコフィルター」と名付けたこの商品は、湯で蒸されたコーヒーが磁器の表面に刻ま
れた溝を通って抽出される仕組み。取っ手を使って濃さの調節ができ、水洗いすれば何回で
も使える。
価格はフィルターセットが4800円。開発に3年かかったという松尾俊三社長は「この技
術を工業製品にも応用して用途を拡大し、不況の窯業界を活性化したい」と意気込んでいる。
2003年11月15日土曜日