米PayPalからのメッセージを装うコンピュータウイルスが、個人ユーザーの間で
広まり始めていると、ウイルス対策ソフトメーカー各社が14日(米国時間)警告している。
このプログラムは、Microsoftからのセキュリティ勧告を装って広まった「Mimail」
ウイルスの亜種だ。今回のウイルスは、米eBayが昨年買収したオンライン決済サービス
PayPalからのものに見せかけた電子メールに添付されている。このプログラムを実行すると、
ユーザーのコンピュータに感染してクレジットカード番号の入力を求め、入力された番号を
攻撃者に送信するという。
「より明白な犯罪行為に手を染め、収入を得ようとするのが、ウイルス作者の間の新たな
傾向だ」とセキュリティ会社米Network Associatesのウイルス調査エンジニア、
Craig Schmugarは述べている。
これとは別のウイルス、Sobigを作成した犯人グループは、同ウイルスに感染したマシンの
リストをスパム業者に販売しているものと、多くの研究者は考えている。今回のMimail亜種は、
不法に資金を得るため、より直接的な手段に出たようだ。
このウイルスは、PayPalからに見せかけた電子メールに、「www.paypal.com.scr」という
名前のファイルとして添付されている。
以下略
リンク先
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031117-00000002-cnet-sci