金融庁は14日、昨年度末に大手銀行で実施した特別検査の対象企業161社の、
03年9月中間決算に向けた再検査結果を公表した。
特別検査から半年しかたっていないが、貸出先の経営状態の格付けである債務者区分が
格下げされた企業は全体の15%、24社に上った。
うち22社が回収可能性の低い「破綻(はたん)懸念先」以下に下がり、
特別検査時の3倍に増えた。
企業の再建計画の実現可能性が否定されるケースが増えたためだ。
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ただ、再検査による不良債権処理額の増加は9千億円で、特別検査時より4千億円減った。
「引き当て水準が高くなったので、格下げが多くても処理額はそれほど増えない」(金融庁)という。
http://www.asahi.com/business/update/1114/115.html