【愛知県】みそ煮込みうどん、手羽先、エビふりゃー…。名古屋名物を味のヒントにした新商品の
発売が相次いでいる。二〇〇五年の日本国際博覧会(愛・地球博)や中部国際空港開港をきっかけに
して、コンビニや食品メーカーが世界発信しようと新商品の開発に知恵を絞っている。
デザート専門店「茶っきり娘本舗」(名古屋市)は、四年前から名古屋名物アイスをシリーズで販
売してきた。十四日には第七弾となる「しぐれごはんアイス」を発売した。ごはんと三重県桑名市の
メーカーが製造したしぐれを、しょうゆ風味のアイスクリームに混ぜ込んだ。
「しぐれごはんは名古屋産ではないが、名古屋人が愛するものとして商品化を思い付いた」と葛山
夏輝社長(43)。しぐれが凍らないよう独自技術を加え食べやすさを追求したという。一個三百円。
ほかにも、名古屋コーチンの卵黄と赤ワインが入った「ナゴヤ・コーチンエッグアイス」や、牛乳
風味アイスに手羽先のみじん切りを混ぜ込んだ「名古屋コーチン・手羽先アイス」、えびを入れた
「アイスえび娘。」などを名古屋名物セット(六個、二千八百円)で販売している。
現在は「みそカツアイス」を開発中。世界発信しようと、中部国際空港内への出店を交渉している
ほか、愛・地球博にちなんだ新商品も考えているところだ。
サークルケイ・ジャパン(愛知県稲沢市)は名物を菓子にした。
今月五日にみそカツ店「矢場とん」(名古屋市)の味をポテトチップスに詰めた「矢場とんみそかつ
風味」(百二十八円)を自社開発商品として全国のサークルKとサンクスの店舗で発売した。
今年四月には手羽先の有名店「山ちゃん」(同)の味もポテトチップスにして好評を博した。サーク
ルケイ・ジャパンは「地元名物は人気がある。今後も定期的に発売していきたい」と話している。
めん類製造販売、樽政(名古屋市)は、八丁みそを使用したとんこつみそラーメン、みそ煮込みうど
ん、きしめんの三種類をセットにして「NAGOYA嬢三姉妹」(五百円)として今月から発売してい
る。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031115-00000016-cnc-l23