【アロマ】ローズマリーの揮発成分にも活性酸素の発生抑制効果【ブヂネス】

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ローズマリーの揮発成分にも活性酸素の発生抑制効果
(日本工業新聞 2003/11/10)
http://www.jij.co.jp/news/electric/art-20031109191445-PGLBTODDUB.nwcタソ
三菱電機は、産業技術総合研究所と共同で、天然ハーブ「ローズマリー」の揮発成分に、
培養ヒト皮膚繊維芽細胞での活性酸素発生を抑制する効果があることを突き止めた。
ローズマリー抽出液に優れた抗酸化物質が含まれることは知られていたが、揮発成分
にも含まれていることが明らかにできた。同社では、この揮発成分を発生する空調機器の
開発に着手した。

培養細胞に紫外線を照射すると活性酸素種(スーパーオキサイド、ヒドロキシラジカル
など)が発生する。三菱電機、産総研の研究グループは、スパイスや香りづけに食品
添加物として使われているローズマリー抽出物の揮発成分を含んだ空気中では発生が
抑制されることを、蛍光色素を導入した培養細胞を使って確認した。紫外線によって
細胞内に発生した活性酸素種に、揮発成分が水素を与えて活性を消去すると考えられる
という。

現在、抗酸化物質の摂取方法は経口摂取や皮膚への塗布が中心となっているが、同社では、
揮発成分を空調機器から発生することで空気中から皮膚細胞に抗酸化物質を届ける簡便な
方法が実現すると期待している。