任天堂・山内氏が財団理事長に 百人一首プロ 十数億円寄付
・小倉百人一首ゆかりの嵐山・嵯峨野・高雄地区に記念殿堂や歌碑を整備する
京都商工会議所の「小倉百人一首プロジェクト」財団理事長に任天堂取締役
相談役の山内溥氏(76)が就任することが25日、明らかになった。
同プロジェクトの初期投資は十数億円規模だが、そのほぼ全額を山内氏が
寄付する。2005年新春には、メーン施設の「百人一首の殿堂」(仮称)が
オープンする見込みだ。
百人一首の殿堂は、嵯峨狂言などで知られる清凉寺境内に建設する。140畳敷
の和室や資料展示のための展示室などを備え、全国規模のかるた会や関連資料
の展示会が開ける。
また、右京区内に10あまりのルートを設定、著名な書家の手になる百首の
歌を刻んだ歌碑を建立する。殿堂を訪ねた観光客らに好みの歌のルートを
たどってもらう趣向だ。
かるた関連美術工芸品の収集・展示、かるた会の開催などについては、わが国
最大の百人一首愛好団体である日本かるた協会(本部・東京、新木敬治会長)や
小倉百人一首コレクションで世界的に知られる跡見学園(東京)から全面協力の
約束を得ている。
山内氏は「京都の将来を考えると、もっと観光振興が必要だ。小倉百人一首
プロジェクトは、構想も具体的計画もすばらしいので全面的に協力することに
した」と話している。 (一部略)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031125-00000041-kyt-l26