国内唯一の綿糸市場が廃止 大阪商品取引所が来年4月
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031119-00000206-kyodo-bus_all 110年の歴史を持ち、国内で唯一、大阪商品取引所(大阪市)に残っていた綿糸先物市場が来年4月、廃止される方針が19日決まった。
20日の理事会で審議して12月1日から取引を休止、その後廃止する計画。
綿糸はタオルなどに使われるが、実質的な取引が極めて少なく、廃止しても顧客への影響がないと判断した。
今後は非鉄金属とゴムの市場整備を進めるとともに、新商品の研究に力を入れる。廃止には定款変更が必要なため、所管の経済産業
省に変更申請した後に正式に決まる。
綿糸市場の取引は1893年に取引所が株式会社として創設された時から、第二次世界大戦の一時期を除き続いていた。
戦後復興の際には主力商品だったが、近年は輸入品の増加による繊維産業衰退の影響で売買高が激減していた。(共同通信)
先物板住人でつ。何かと悪評の多い先物ですが、上場商品の変遷は生きた経済史と思うのでなにとぞよろしくお願いします。