【通商】日本とメキシコのFTA交渉、合意できず協議打ち切り

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1Auditorφ ★:03/10/16 23:35 ID:???
 日本とメキシコの自由貿易協定(FTA)締結交渉は16日、
新設するオレンジジュースの無税枠の規模など農産物の分野で
両国の主張の溝は埋まらず、合意ができず、交渉を継続する
ことを確認したうえで、協議を打ち切った。当初、同日午前の
小泉純一郎首相とフォックス・メキシコ大統領の首脳会談での
実質合意を目指したが、オレンジジュース問題が最後まで残り、
両首脳の指示を受けて同日午後に閣僚級協議を再開したものの、
決着できなかった。
 日墨FTAは、昨年11月に交渉を開始し、今回のフォックス
大統領来日で実質合意を目指して交渉を進めてきた。これまで
の協議で、日本が豚肉の輸入拡大策やオレンジジュースの無税
枠新設などの譲歩案を提示。メキシコも日本が求めていた鉄鋼
の原産地規則の緩和などで譲歩し、「90%以上、合意に達し
た」(通商交渉筋)と見られていたが、オレンジジュースの
無税枠で主張の相違が最後まで残った。
 両首脳の指示を受けて同日午後に再開した閣僚級協議では、
オレンジジュースの無税枠について、日本提案の年間約500
トンをメキシコが同約1万トンに拡大するよう求める新たな
提案を示した。これに対し、日本は「要求が過大すぎて対応
できない」(亀井善之農相)と、同日中の合意を断念した。
(毎日、川俣友宏氏署名記事)
以下、参照。
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/keizai/20031017k0000m020108000c.html