MicrosoftのInternet Explorer(IE)のCascading Style Sheets(CSS)
サポートをめぐり、Web開発者が不満を募らせている。CSSはWebデザインの上
で重要性が増しているWeb標準だが、Web開発者やWebオーサリングツールの
メーカーに言わせれば、Microsoftは長年にわたってCSSのバグを放置しており、
企業のWebサイト制作コスト削減につながる技術を台無しにしているという。
Microsoftに行動を起こさせる目的でデジタル文書大手のAdobe Systemsは
このほど、Webブラウザ開発企業Opera Softwareと提携し、Operaの技術を
使ってAdobeのWebオーサリングツール「GoLive」でCSSのサポート強化を図ると
発表した。CSSはOperaのCTOが9年前に提案した規格で、同社はW3Cを通してCSS
の開発に積極的な役割を果たしてきた。
ただ、ブラウザ市場は競争が存在しないことから、MicrosoftがAdobeの動きに
刺激されてCSSのサポート強化に乗り出すかどうかは分からないと、標準を推進
する側は指摘する。
MicrosoftのWindowsクライアント部門リードプロダクトマネジャー、グレッグ・
サリバン氏は「当社の実装が完全なものではなく、W3Cに100%準拠していないのは
事実だが、当社の開発投資は顧客の要望に基づくものであり、必ずしも標準に
基づくものではない」と弁明。IEのCSSサポート状況を最も強く批判しているのは
標準化団体ではなくWeb開発者とオーサリングツールメーカーだとの指摘に対しては、
こうした批判はごく一部にすぎないと反論した。
http://www.zdnet.co.jp/news/0310/10/nebt_18.html ◆スレッド作成依頼スレ★06◆
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1064164308/430 より