欧州連合(EU)の欧州委員会は10月1日、天然資源を持続可能な方法で利用する
ための戦略案を発表した。同案は、環境負荷の大きい現在の資源利用のあり方を
総合的に見直し、資源利用と経済発展を両立させるためのEUの戦略をまとめた
もの。
同戦略案の狙いは、資源利用が引き起こす環境破壊と経済発展との関係を断ち切り
資源を効率的に利用することで、経済発展も継続すること。このため同戦略案は、
天然資源のライフサイクルを検証し、クリーンテクノロジーや環境負荷の少ない
代替物質の開発といった解決策を提示している。
具体的には、(1)最新情報の収集(資源利用による環境へのマイナス影響の
正確な把握)(2)資源利用に直接・間接に影響する政策の評価(エネルギー・
交通政策、農業・漁業政策、貿易政策など)(3)適切な対策と各種政策との融合
(ライフサイクルを通して製品を評価する「統合製品政策」や廃棄物政策などとの
融合)―の3部分で構成されている。
資源戦略は、2002年に採択されたEUの「第6次環境行動計画」で定められた、分野
別戦略のひとつで、2010年までのEUの環境政策の基礎となるもの。
欧州委員会は、さまざまなステークホルダーの意見を取り入れながら、1年半
以内に資源戦略を完成させ、2005年から実施する予定。
引用
http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf/CID/onair/biztech/eco/271067 依頼
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1064164308/436