銀は26日、銀行経営が株価変動に左右される状況を軽減するために実施している
銀行保有株の買い取りを9月末で打ち切る方針を固めた。制度的には来年9月まで
延長が可能だが、銀行等保有株式取得機構の使い勝手がよくなる改正銀行株式保有
制限法が成立し、株価の動向も比較的安定しているためだ。市場動向を見極め、
9月をめどに最終決定する。
中略
日銀はもともと株式買い取りに消極的だったが、昨年9月の株価急落で銀行経営
への信用問題が浮上しかねない状況になり、異例の対応を打ち出した経緯がある。
「取得機構に銀行保有株が持ち込まれるようになれば、日銀が株を買い取る役割は
終わる」(日銀幹部)としている。ただ、株式急落などの事態が想定される場合は
柔軟な対応を取る余地も残す。
引用
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20030727k0000m020108000c.html