企業の決算書をチェックする会計監査で大手監査法人の寡占化が一段と進んできた。
日本経済新聞社が実施した2002年度の監査法人調査によると、新日本監査法人など四
大監査法人は顧客数をそろって伸ばし、9割のシェアを維持、収入も増やした。中小法
人は回答した30社のうち半数が減収となり、厳しい経営環境が浮き彫りになった。
四大法人の新日本、中央青山監査法人、監査法人トーマツ、朝日監査法人が証券取引
法上の監査をする企業は前の期より82社多い計3787社(2%増)に増えた。回答した監
査法人の全担当企業の91%を占め、四大法人のシェアは1年前から0.3ポイント上昇した。
新たに監査を依頼した顧客企業を獲得しただけでなく、中小監査法人から顧客を奪うケー
スもある。証取法に基づく監査をしている企業数が最も多いのは新日本の1110社で2%増
加。フランス料理店のひらまつなどの新規上場企業や大手電機メーカーの系列会社の契約
を獲得した。二位の中央青山も2%増え、四大法人の顧客数は軒並み1―3%増加した。
Nikkei Net
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20030726AT1D2503Z25072003.html 関連スレ
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