【IT】NEC、カーボンナノホーンの量産技術確立【燃料電池】

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燃料電池用ガラス材を開発 名古屋工業大

名古屋工業大学の春日敏宏助教授は24日、“究極のクリーンエネルギー”とされる燃料電池の心臓部である電解膜を、
ガラス系の材料で作ることに成功したと発表した。
電解膜材料で主流となっているフッ素系の樹脂に比べ安く生産できるのが特徴。
燃料電池の構造を簡単にできるため価格が100分の1に下がる可能性があるという。
実用化されれば現在は1億円を超える燃料電池車の生産コスト引き下げにつながり、
春日助教授は本格的な普及に弾みがつくと期待している。

今後、名古屋市のテクノ螺子工業が電解膜の耐久性実験や周辺機器開発を担当。
早ければ2005年度にも新型電池を販売できる見通しだ。

燃料電池は水素と酸素の化学反応で発電するため、水しか出さないのが特徴。
電解膜は化学反応を担う燃料電池の重要部品で、世界の自動車メーカーなどが研究にしのぎを削っている。

今回開発した材料は、医療用に使う特殊なガラスを水に混ぜて作るため、フッ素系樹脂より簡素な生産設備で済む。
高温から低温まで安定して発電でき、高性能の温度管理機器を省くことができる。
電解膜の表面に塗る高価なプラチナの回収も容易で、再利用が簡単なことも利点だという。