セガサターンのコントローラー不振で会社倒産
民間の信用調査機関「帝国データバンク」静岡支店によると、静岡市清水横砂中町のプラスチック成形加工会社
「スギヤマエレクトロン」(杉山武樹社長、資本金1300万円、従業員15人)がこのほど、
民事再生手続き開始を申請し、事実上倒産した。負債総額は約9億円と見られる。同社は64年にプラスチックの成型加工会社として設立。
大手ゲームメーカー「セガ」の下請けとなり、「セガサターン」が爆発的に流行した際には、
コントローラーの製造を中心に売り上げを伸ばし、ピーク時の96年3月期決算で年間売上高が36億円に達した。
しかし、その後ゲーム機の業界は「プレイステーション」が主役となり、その影響をもろにかぶる形になった。
02年同期決算では年売上高5億1683万円にまで落ち込み、自力再建を断念した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030705-00000007-mai-l22