全日空、ボーイングに小型旅客機45機発注
http://www.sankei.co.jp/news/030630/0630kei074.htm 全日本空輸は30日、米ボーイング社に小型ジェット旅客機を45機発注した、と発表した。
現在、運航中のB737の次世代型(142席の予定)に当たる機材で、2005年12月から10
年ごろまでに、毎年約7機ずつ配備する計画だ。
全日空は購入額を明らかにしていないが、定価では合計約2700億円になる。一括発注など
により割引が適用され、実際の投資額はこれより低くなるとみられる。
全日空が保有している小型機は、欧州各国が出資するエアバス社のA320(26機)と、ボー
イング社のB737(27機)。順次、次世代のB737に切り替えて一機種にそろえ、整備費などの
コストを年約60億円削減する。
全日空の小型機選定をめぐっては、エアバス社が締め出されることに不満を持つ欧州連合
(EU)が「不公正ではないか。日本の航空機市場が米国に占領されてしまう」などと批判していた。