ソフトウエア業界団体「ビジネス・ソフトウエア・アライアンス」(BSA)は2日(米国時間)、
ソフトの違法コピーを防止すれば、世界経済に大きな好影響をもたらすとの報告書を発表した。それによると、
世界で使用されているソフトのうち違法コピーの比率を、現在の40%から4年間で30%に減らせば、
世界経済が4000億ドル拡大するという。
違法コピーが減れば、ソフト業界が発展し、景気回復の原動力になると指摘。
世界で640億ドルの税収増につながり、学校に通えない子供400万人に初等教育を受けさせることができると強調している。
150万人の雇用増も、もたらすという。調査会社の米IDCに委託して推計した。
01年に違法コピーの比率が最も高かった国はベトナムで94%、次いで中国の92%、
インドネシアの88%。日本は違法コピーが少ないベスト3とはいえ、37%の水準にある。
中国は違法コピー率を10ポイント減らせば、IT産業が5倍の規模に発展すると指摘。
ロシアも2倍になると推計している。
そーす
http://www.mainichi.co.jp/digital/netfile/archive/200304/03-3.html