【ロサンゼルス=長尾弘嗣】米国の2002年のCDアルバム出荷量は
前年比8.9%減だった。景気停滞や消費者の好みの多様化によるヒット
曲の減少に加え、インターネットを使った違法コピーに歯止めが掛から
ないことも原因とみられる。減少は2年連続で、長引く販売不振が大手
レコード会社を含む音楽ソフト業界の再編につながる可能性も出てきた。
全米レコード協会(RIAA)によると、昨年のCDアルバムの国内
出荷量は8億330万枚。2001年に比べて前年比減少率は2.5ポイント拡大
した。出荷額も6.7%減の120億4410万ドル(約1兆4110億円)と、2年
連続で前年を下回った。
新しいメディアであるDVD(デジタル多用途ディスク)は、音楽
ビデオが1070万枚(同34.8%増)。DVDオーディオも同63.8%増の
40万枚と、順調に拡大している。
(日経 長尾弘嗣氏署名記事)
以下、参照。
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20030305AT2M0500Q05032003.html Recording Industry Association of America
http://www.riaa.org/index.cfm