大学病院での入院診療報酬、定額払い4月から・中医協了承
中央社会保険医療協議会(厚生労働相の諮問機関)は26日、4月から大学病院
などでの入院治療に対して、病気ごとに1日当たり一定の診療報酬しか支払わな
い方式(定額払い)の導入を了承した。現在は検査や薬を増やすほど診療報酬が
増える仕組みで、病院にコスト意識が育たず、医療費増加に歯止めがかからない
などの批判があった。定額払いが広がれば、医療費抑制効果が期待できる。
診療報酬の定額払い制度を導入するのは、全国の大学病院と国立がんセンター、
循環器病センターの計82病院。一部の病院は最大で3カ月程度導入が遅れる。患者
がこれらの病院で入院すると、病院は健康保険などの公的医療保険に対し、原則
として病気ごとに決められた1日当たり報酬に入院日数を掛けた金額を請求する。
入院日数が短ければ報酬が増え、長引けば報酬が減る仕組みも取り入れる。
ソース
http://health.nikkei.co.jp/news/top/topCh.cfm?id=20030226d1f2501f26