アメリカのコメ生産者や精米業者らで構成するUSAライス連合会は26日、都内などの
米穀店でアメリカ米を通年に渡って販売する「USAライスショップ・ネットワーク」を発足
させた。
アメリカ米は、量販店や外食産業を中心に販売促進を行ったきたが、米穀店で本格的
に売り出すのは初めてとなる。
このネットワークには当初、東京、神奈川、埼玉、京都の各都府県の44店舗が加盟、日本
向けに特別栽培されたカリフォルニア産のあきたこまちと、コシヒカリを販売する。店頭価格
は5キロ・1500―1800円程度となる見込みだ。連合会のスチュアート・プロクター・ジュ
ニア会長は26日の記者会見で「高品質でおいしいアメリカ米を日本の消費者に知ってもらう
のが目的だ。日米で計3回の安全性検査を受けており、安心して食べてもらえる」とPRした。
アメリカ政府は世界貿易機関(WTO)農業交渉を通じ、コメ市場の一層の自由化を求めてい
るが、プロクター会長は「カリフォルニアの生産能力は限られている。日本の生産者を追い出し
たり、代わりになることはない」と日本側の警戒感を打ち消した。
昨年に日本に輸入されたコメ67万9541トンのうち、アメリカ産は47・4%を占めている。
引用元
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030226-00000112-yom-bus_all