お久しぶりカキコスマソ。
科学でも技術でもないけんども:
【ガクセイの英語力】徹底的な英語教育開始へ 世界相手に語学力は不可欠と【東大】
「国際級」の鍵は英語力――。東京大はこの春から、大学院理学系研究科化学専攻の学生を対象に、
マンツーマン方式の徹底的な英語指導を始める。科学の知識がある米国人講師が、論文の書き方、
こなれた表現、討論もできる会話力を鍛える。プログラム推進リーダーの岩澤康裕教授は「東大の
研究力は一流だが、世界から見れば一地方大学。世界で戦える人材づくりに、語学力は不可欠」と
意気込む。
博士論文をはじめ、学術論文は英語が共通語。しかし、日本の研究者は言葉のハンディがあるため
国際学会でも消極的で、分かりにくい英語論文は学術誌の審査でも不利といわれてきた。
今回の英語特別指導の対象は、博士課程の1年生約30人。能力に応じて3クラス(各10人)に
分け、3人の講師が週2回、すべて英語で授業をする。毎回宿題を出し、答案には添削して返す。
学生の研究に支障が出ないよう、授業は午前8時半から10時まで。単位が取れなくても「落第」は
しないが、全員に受講を義務付ける。
大学院では教育より研究が重視される風潮があり、同大によると、大学院でのこうした取り組みは
初めてという。
化学専攻は昨年、文部科学省の「21世紀COE(センター・オブ・エクセレンス)プログラム」
に選ばれた。研究・教育予算が5年間、1〜5億円ずつ加算されることになり、英語特別指導は
その予算を利用する。
同専攻は英語教育のほかにも、博士課程の学生の約7割にあたる71人を「研究補助員」として
雇用する契約を結び、研究活動に対して毎月7万5000円の報酬を支払う取り組みも始めた。
この制度も欧米では常識だが、日本では進んでいない。 【元村有希子】(毎日新聞)
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