みずほホールディングスとUFJホールディングスは28日、
1998、99年の2回にわたって注入を受けた公的資金のうち、
98年3月に劣後債などで注入を受けた分を、3月末までに返済する方針を固めた。
返済額はみずほが、みずほアセット信託銀行も含めて3500億円、
UFJが98年注入分全額の2500億円となる。
公的資金については、三井住友フィナンシャルグループと住友信託銀行も
98年注入分を返済する方針を明らかにしているほか、
他の大手行も検討を進めており、ほとんどの大手行が返済に踏み切る見通しとなった。
みずほとUFJが98年に受けた公的資金は返済6年目以降に返済金利が上昇する契約で、
4月から0・7―1・5%上昇する。
みずほは今年度中に1兆円規模の増資を行う方針のほか、
UFJも、米大手証券のメリルリンチから1000億円を超える優先株出資を受ける計画で、
自己資本の強化に一定のめどが立ったことから、返済に踏み切る。
返済する公的資金は、劣後債や劣後ローンの形で注入されたもので、
みずほは、旧富士銀行、旧日本興業銀行各1000億円、旧安田信託銀行1500億円の計3500億円。
旧第一勧業銀行が優先株で受けた990億円は返済しない。
http://www.yomiuri.co.jp/02/20030128i204.htm ┌┤´д`├┘ …