※問い1について (アマチュア局の定義・・・技術的な話題しか会話してはいけな
いのか)
アマチュア業務とは、「金銭上の利益のためでなく、専ら個人的な無線技術の興味
によって行う自己訓練、通信及び技術的研究の業務を行う無線局」とされており、こ
れを厳格に解釈すると、無線技術に関する業務となってしまいますが、これでは、無
線局の本来目的であるお互いの意思の疎通のための連絡等はごく限られた分野になっ
てしまい、アマチュア無線の運用実態とかけ離れてしまいますので、通信において、
自己の呼び出し名称を発呼し、一時的な連絡手段(雑談的会話も含む)、として使用
することも可能であります。
ただし、呼び出し名称を発呼せず、誰が使用しているのかわからないような状態
で、周波数の独占使用、節度のない冗長通信はアマチュア業務とは言えないと判断し
ます。
2.狩猟・トラック・登山などでアマチュア無線を利用する場合
アマチュア無線に関しない雑談をアマチュア無線を使って利用することは可能でしょ
うか?
例えば、狩猟の場合では動物の動向の連絡、登山なら天気の話題やルート確認
また、大きな範囲での日常的な世間話など。
これら話題をアマチュア無線を使ってするのは可ですか?不可ですか?
わかりやすい理由も教えてください。
【答え】
(狩猟、トラック、登山などでアマチュア無線を利用できる
か。)
上記と同様に、狩猟、トラック、登山において、連絡手段として使用し、通信の中
で自己の呼び出し名称を発呼し、世間話を一時的にすることは可能であります。
ただし、狩猟、運送業、登山を業として営んでいるものが、その業務(仕事)のみの
目的達成のためにアマチュア局を反復・継続的に使用することは出来ません。このよ
うな場合は、アマチュア無線ではなく業務用無線を使用することとなります。