◇増殖作戦は成功…「今度こそ本物の恋を」−−山階鳥類研究所が確認
伊豆諸島の鳥島(東京都)に生息する国の天然記念物・アホウドリの「デコちゃん」
(雄・推定年齢13歳)=写真左=が、島営巣地内に設置されたプラスチック製の
実物大模型の「デコイNo22」を本物の雌と思い込み、約9年間も求愛行為をしていたことが5日、
山階鳥類研究所(我孫子市高野山)研究チーム主任の佐藤文男研究員(53)によって確認された。
「No22」は5月に撤去される予定で、デコちゃんの熱愛は“実らぬ恋”として終結する。
(中略)
デコちゃんは毎年11月の産卵時期に帰島。
必ず「No22」の元に現れては、愛の巣作りと求愛行為を行っていたことが送信画像と
現地調査で確認された。
雌の模型は他に92個あったが、デコちゃんが寄り添うのはいつも「No22」。
別の雄アホウドリが「No22」に近付いて求愛ダンスした時、激しく威嚇する“悲姿”もあったという。
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/chiba/news/20060206ddlk12040083000c.html