意外に効果大きい2輪の3、4位連合

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ここ数年、国際的な大再編劇が相次いだ自動車業界とは対照的に、
市場が長期低落を続ける中でも音無の構えだった国内2輪業界が、ようやく動き出した。
国内3位のスズキと4位の川崎重工業の業務提携だ。
両社の2輪事業の売上高を足しても、まだ2位のヤマハ発動機には追いつかず、
一見“弱者連合”かとも思える。
だが、中大型車に強みを持ち、成長を続ける欧州、アジアなどの海外市場で生き残りを
賭けるという点で共通する2社の提携は、数字だけで計れない効果を生む可能性もある。
共同での商品開発、部品の共通化と共同購買、相互OEM(相手先ブランドによる生産)
などが今回発表された業務提携の内容。
だが、もう1つ見逃せない重要な点がある。スズキは川重が開発した効率的な生産管理システム、
KPS(カワサキ・プロダクション・システム)を自社の生産体制に導入すると決めたことだ。

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