【復活】バイクにまつわる泣けた話【8発目】

このエントリーをはてなブックマークに追加
236774RR
大学を卒業して、社会人になって、それなりに自由に使える金が出来た頃
親友がバイクを買った。それにつられて俺も買った。
カッコイイ理由も無く、ただ親友に流されるまま買った。
購入した店も住んでる土地も違うのに無理言って納車の日を同じ日にしてもらった。
俺は埼玉、親友は栃木、お互いの実家は岩手。
途中合流して2人で岩手に向かう。4号走ってりゃ着くだろうと思っていたけど、仙台に入って迷子。
2人で信号待ちしながらキョドってたら、悪そうなハーレー乗りに声を掛けられ、信号が青になると
同時に手招きされつつ近くのコンビニへ。
着くや否やハーレー乗りは店内へ入り、缶コーヒーを人数分買ってくる。んで、手渡される。
金を払おうとすると、ハーレー乗りの兄ちゃん、「君らがバイクに慣れて、地元流してる時に
困ってる人いたら助けてあげて。んで、寒かったらホットコーヒ、暑かったらガリガリ君ご馳走して
あげてよ。俺も昔知らないバイカーに借りがあるんだ。」と。
缶コーヒー飲みながら色々話して、その後分かりやすい道まで先導してくれた。
あれから10年、未だに俺はガリガリ君を誰にもご馳走できていない。