48 :
774RR:
高速のPAで飯を食ってシーハーしながらバイク置き場に向かう。いつもはZ1000MKIIだが、長期メンテナンスのために物置に寝かしておいた
NZ250油冷DOHCシングルのバイクを持ち出した。バイクを遠めに見ると貧乏臭く、安っぽい。しかしNZの傍らに立つと750ccクラス並みの
オイルクーラーがこのバイクが只者でないことをアピールする。隣には新車のピカピカと輝くHONDAのCBR250Rが停めてあった。
横にいるオーナーが俺を見下したように CBRオーナー「ああこれ、原付で高速に入っちゃったと思いましたよ」(微笑、内心小馬鹿にするモード)
俺「ええ、原付みたいなところがこいつの良いところでね、エンジンに金かけすぎてタイヤとブレーキに金がかけられなくなった変なバイク
なんですよ、ブレーキマスターはガンマ50と同じだし、タイヤはまさに原付サイズでしょ」(笑、内心素人なおめえには負けねえよ)
CBRオーナー「大丈夫ですか?原付の加速だと高速は危険ですよ!俺のCBRぐらいのハイパフォーマンスがないと心配だなあ」(勝ち誇るンダマニア)
さらに続ける
CBRオーナー「このバイク水冷DOHCシステムを使っていますから熱的に安定して、シングルとしては考えられないぐらいのハイパワーを出しているんですよ。
あ、すみません、なんか自慢みたいになっちゃって」(勝った!!この貧乏くさい原付には絶対負けられねえ)
俺「そっすか、俺のポンコツだから負けてもともとなんでそこの本線合流からフル加速で勝負しますか?」
CBRオーナー「いいですよ」(ヤッター、デカイバイクにコケにされてばかり、こいつをカモって快感を得よう!!)
スタートするとNZのシングルというよりは高回転型ツインを思わせる激烈な回転上昇力とトルクの乗った走りでCBRを圧倒する。
NZのファイナルが高い6速でメータ読み170km/hまでなんなく到達する。CBRはどうも130km/hぐらいしか出ないようだ。
まあ、環境対策をしてこのパフォーマンを出したホンダ技術陣の英知をたたえようと思う。