【2009】MotoGP総合 166周目【開幕まで2ヶ月弱】

MCNより。マルコの疾風参戦決定

マルコ・メランドリのカワサキファクトリーZX-RR新生チームからの
2009年MotoGP参戦決定が今日(金曜)明らかになった。
この元250GPチャンピオンは、ロサイル国際サーキットテストを最下位17番目の
ポジションで終えた。メランドリのドーハでのタイムはトップのストーナーの3.107秒遅れ。

メランドリは当初、2009年ZX-RRをテストしその実力を測るまでは、
この計画への参加を受諾していなかった。
エンジンと現行パーツ供給のみというカワサキとの契約のため、シーズン中の
開発がなくなってしまうことが彼の第一の懸案だった。メランドリは今後数日間
ハヤテチームと新たな契約交渉に移る。

ヴェルガーニが弊誌に語ったところによると、「マルコは参戦するよ。
彼が今日、前に進む道を選んだんだ。カタールで新バイクをテストして
そんなに悪くなかったと言っていたし、リアのグリップに関する問題の改善ができたら、
かなり戦闘力を向上できると見込んでいたよ」

「彼は、たった一年でさえMotoGPから離れるという状況がとても厳しいものになると
感じていた。確かにバイクは最高レベルのものではないかもしれない、でも、
彼にとっては少なくとも何もしないことに比べたら最善の選択肢だったんだ。
カタールの後、彼が数日間じっくり考えた結論だ。まだ契約書にサインはしてないけど、
とにかく彼は一歩前に踏み出した。
他に選択肢はないんだ、とにかく頑張るしかない」

またヴェルガーニは、メランドリが2009年シーズンを悲観も楽観もしていないとつけ加えた。
「彼は状況を理解している。ちょっぴり困難が待ち受けているだろうってね。
つらいつらいシーズンになるかもしれない、でも未来はどうなるか誰にもわからないじゃないか。

カタールではいくつか良い材料もあったし、何戦かであっといわせられるかもしれないよ。
2008年のものよりずっと良くなったバイクだと彼は言っていた」
なお、カワサキ・レーシング前テクニカルディレクター依田一郎が新チーム運営も担当する。