初心者のためのよろず質問スレッドvol.364

このエントリーをはてなブックマークに追加
356774RR
俺の名前は佐藤 高校2年のアドレス110乗りだ。自慢じゃないが
アドレス110は中型バイクにも見劣りしないいいバイクだと思っている。
ていうかスカイウェイブ250とかわんないじゃんwwww
スズキ渾身の2サイクルエンジンは10馬力を絞り出し
フル加速時には原付2種とは思えないパワフルさを見せる。
正直アドレス110より速いバイクは無いと思っていた。

「・・・今日も旅に出るか」
俺は颯爽と自慢の愛車”アドレス110”に跨り走り出した

「パァァァァン!パァァアアアン!」

弾ける様な2stサウンドを奏でながら加速する。行き先は近くの峠の頂上だ。
コーナーを楽しみながらどんどんペースを上げ、峠道を駆け抜けていった・・・

すると後ろから2ストとは異なる音を奏でるバイクが後ろから一台迫って来た・・・
「ドゥパパパパ・・・!」

「なんだ?アヴェニス125か!?俺に煽りくれるとは・・・後悔させてやるぜ!」
俺はタンクにベタ伏せになり、ギアを落としてフル加速した。

だがしかし次の瞬間俺はストレートで抜かされていた・・・


そのアヴェニス125は原付2種とは思えない様な加速で、すぐさま視界から消えていった。
357774RR:2008/02/23(土) 07:01:02 ID:s+XVI5hz
「な・・・なんだアイツは・・・あれが噂に聞く4スト150ccヴァージョンか?」

その答えは峠の頂上で明らかになった。

俺は駐車場で先程抜かしていったと思われるアヴェニス125を発見し、すぐさま横に停めた。
だがしかし様子がおかしい、車体が大きいのだ。そしてフロントライトが2灯なのだ・・・

「これは・・・ん?カウルに何か書いてあるぞ」

俺はテールカウルを見て驚いた、そこには威風堂々と”スカイウェイブSS”の文字が刻まれていた
そこですべてを悟った、このバイクはアヴェニス125ではない。

アドレス110の2倍強の排気量をもつスカイウェイブ250SSだったのだ。
ジロジロと眺めているとオーナーらしき20代後半の綺麗なお姉さんが話かけてきた。

「さっきのアドレス110のライダー君かい?強引に抜いてしまってごめんね」

俺「いえいえ・・・それにしても速いですね・・・このバイク」

「そうね、とてもいいバイクだね。よかったら後ろに乗ってみる?」

俺は即答で「はい!」と答えた。そして彼女の乗るスカブSSの後ろに跨り
走り出した・・・

「ドゥパパパ・・・・パパパパ・・・パパン!!」
俺は振り落とされそうになりながらも必死にしがみつき、加速に耐えた

「これは・・・アドレス110の加速なんて比べ物にならない・・・・・・・・」

あまりの速さにカルチャーショックを受けてしまい、その日はアドレス110がとても小さく思えた

358774RR:2008/02/23(土) 07:05:24 ID:s+XVI5hz
そして今 俺は20歳になり、アヴェニス150に乗っている

原2で走る高校生を横目に、フル加速で追い越しをかける

「お先に!」

追い越す瞬間に悔しそうな顔をする原2のライダーが見えた
彼もいつか原2を降りるときが来るのだろう。

俺は更にスロットルを開け加速を続けた・・・
「こいつとならどこまでもいけるぜ!アヴェニス150とならどこまででも!」
「今ならスカイウェイブ250SSにも負けん!!これからもよろしくなアヴェニス150!!」
「お?後ろからパラガン250か・・良い音しているな、しかし俺の走りについてこれるかな?
行くぜ!!吼えろアヴェニス150!!!!!!!!!!!!」