★こんにちは! エンジンチューナーです!5★

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465天国のチョーナー ◆HlRz350TG.
お待たせしてしまいました。様々な意見が飛び交い、とても内容の濃い討論となっていたみたいですね。
俺はこの設問を設けさせてもらうことで、皆様が普段ここまでは捻らないであろう思考を敢えて提言させて頂きました。
これを期に、エンジンの楽しさ、様々な問題要素の解決方法(考え方のアプローチ)のヒントになれば幸いです。
設問に対する正解は>>403氏 >>408>>424氏 >>432氏。 中でも大正解は>>446氏 >>454氏 >>461氏 です。

答えは、シリンダーやケースの鋳造時に必ず入り込んでしまう「す」の配列です。
この配列如何では、実行稼動温間時、摺動部にアタリが強く出てしまいます。
そのアタリを少しでも低減するために、例えば温間ボーリングなどをするのですが、
実際の稼動状態ではシリンダーやケースの温度は上下します。
どの温度領域でもアタリを出さないようにしようとするならば、
シリンダー、ケースの温度が最大の時を狙ってクリアランスを出すしかありません。
しかし。すると、今度はそれ以下の温度域の時にコンプレッションが足りなくなってしまいます。
よって、ハズレエンジンとは「す」の配列が適切ではなく、何をやってもダメなエンジンなのです。
この現象は市販車であろうと、ワンオフに近いレーシングエンジンであろうと必ずあります。
同じ人が同じパーツを使って完璧に組んだ場合でも、パワーに差が出てしまうのにはこんな要素があったのです。