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456manabu ◆Pvfdc5CMIQ

  >>428

 ● エンジンオイルは100度を超えると急速に酸化劣化する

 温度は温度、酸素、触媒の影響があるのですが、酸素の管理はちょっと困難
なので、一般には温度が最大の要因となり、60度程度では低い酸化度でも100度
以上では、概算で10度上がる毎にオイルの酸化劣化は倍加!するそうです。

 資料のグラフでは、酸化を急激に進行させる触媒の「銅」接触がある状態の
無添加ベースオイルで、100度だと約4000時間かかる酸化度(酸素吸収量)が、
111度だと約1200時間、132度だと約200時間、156度だと数時間(折れ線グラフは
垂直!)になっています。
 また、ベースオイルの成分である炭化水素類の酸化温度もほとんど110度です
し …
 ただし、市販のエンジンオイルでは酸化を遅らせたり、触媒金属を不活性化
させたりする酸化防止剤が添加されているので、温度による酸化量は数10分の1
以下に抑えられているそうです。
457manabu ◆Pvfdc5CMIQ :04/04/10 21:59 ID:99Omzn8n

 もっと知られてもいいネタだと思うますよこれは!

 ボアアップなんかで オイル温度がガンガンに高い人(オイル粘度低下の油膜
切れ危険温度は別ネタ)はオイルクーラーを付けるか 耐酸化性能の高い基油が
使える合成の高級オイルの使用や オイル交換ピッチを早くした方がいいですよ、
添加剤といえども 酸化劣化を数10分の1以下程度に遅らせるだけのようです
から …

 オイルの酸化が進むと 金属を傷める過酸化物や その2次生成物でオイルには
溶けない粘度の高いスラッジができるてエンジンの低温部に付着するし、
あんまりシリンダー・ピストンなんかが高温になると船舶エンジンみたいに
オイルが熱い表面でラッカー化して リングが固着するかも …

 カブ系エンジンでは、酸化触媒効果の高い銅合金のクランクベアリングメタル
が無く、銅より1/3程度の鉄合金のみなので(でも銅・鉄 混在では2/3程度に
なる、なぜ?) ややマシかな … でも高温部が出来やすい空冷式エンジンなの
で注意が必要かなぁ

 この触媒効果というのもスゴイのですが、まずどうこうはできないので詳細は
略!、ただ酸化防止剤入りタービン油のグラフでは 触媒なしとありでは比較し て
酸化量は10〜20倍のようです。

 余談ですが、植物油ベースのオイルは鉱物ベースより酸化されやすくということ
なので、当然サラダオイルは 酸素を遮断して冷暗所保存!、それに天ぷらをすると
油がすぐ傷むといいますが 確かにあの高温では …
(と、すると 触媒効果で銅合金の鍋で天ぷらすると鉄鍋より油の傷みは約3倍?)

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    ○  オイル ガ傷ム…
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