>>428 ● エンジンオイルは100度を超えると急速に酸化劣化する
温度は温度、酸素、触媒の影響があるのですが、酸素の管理はちょっと困難
なので、一般には温度が最大の要因となり、60度程度では低い酸化度でも100度
以上では、概算で10度上がる毎にオイルの酸化劣化は倍加!するそうです。
資料のグラフでは、酸化を急激に進行させる触媒の「銅」接触がある状態の
無添加ベースオイルで、100度だと約4000時間かかる酸化度(酸素吸収量)が、
111度だと約1200時間、132度だと約200時間、156度だと数時間(折れ線グラフは
垂直!)になっています。
また、ベースオイルの成分である炭化水素類の酸化温度もほとんど110度です
し …
ただし、市販のエンジンオイルでは酸化を遅らせたり、触媒金属を不活性化
させたりする酸化防止剤が添加されているので、温度による酸化量は数10分の1
以下に抑えられているそうです。