>>36 の続き
海から吹いてくる風は心地良かった、車内で眠って汗ばんでるからだろう。
きっと彼女もそうにちがいない。
途中、坂道を下る所で足場が悪かった、彼女はスニーカーだったが、
先に下りた俺を見ながら戸惑っている、思わず手を差し出すと、彼女は
思った以上の力で俺の手を握り締めた、そしてジャンプ・・俺の肩に
彼女の上半身が触れた、いやぶつかった・・・どこの部分がどうでは
ないが、その感触はスレンダーな体からは、想像出来ないぐらい柔らか
な感触だった。
(俺)あっちの岩場の方に行ってみない?(女)うん(俺)風気持ちいいね
(女)そうだね(女)手ぇつないでくれる?(俺)あぁ・・
ここの海岸は小さな玉砂利で、歩くたびに足を取られ、じゃりじゃりと石の
擦れる音がする。
(女)スニーカー脱ごうかな(俺)じゃあ俺もブーツ脱ごう
どうもスニーカーに小石がはいるらしい、そうして二人は裸足になって
手をつなぎ海岸を歩いた、玉砂利が適度に冷たくて気持ちいい。
特にすっかりノボセテル俺に、冷静さを取り戻してくれた。
続く