hoshu
test
940 :
774RR:03/12/11 01:01 ID:fLKkA2rO
今日、いらん冒険心を出したせいで道に迷ってしまった。途方にくれながらも給油しようと思い、ふらりと立ち寄ったガソスタのバイトの兄ちゃんに、帰り道を聞いたら親切に教えてくれますた。
ありがとう。今こうして風呂上がりの牛乳を味わっていられるのもあなたのおかげでつ。
旅先の話でなくてスマソ。
去年の夏、美深の箱岳林道で爆沈
バイクはハンドルが木に引っかかってる状態で
今にも谷底に落ちそうな勢いだった
交通量ほぼゼロみたいな林道で3時間待って
ようやくサニーに乗った老夫婦に助けてもらった
ありがたう
今でもそのバイクに乗ってますよ おっちゃん!
946 :
774RR:03/12/13 11:58 ID:158aCmkb
保守age
947 :
774RR:03/12/13 15:41 ID:eCCWGAue
最近仕事辞めてバイク板に帰ってきたら、やっぱりこのスレ続いてたんだね。
最後に見たのがパート3だったけど続いててうれしいぞ。
日々の残業で何も出来なかったから今年の夏こそ大きいバイク買って旅に出てみよう。
営業車乗っててツーリングライダーとすれ違うとすげえ羨ましかったんだ。
948 :
774RR:03/12/13 15:52 ID:j2x7+bMR
>>947 今年の夏…(゚∀゚)
まぁ、何はともあれご苦労様でした。来年の夏、北海道あたりで会えたらいいね。
>>947 ご苦労様でつ。
来年は北海道で語らいましよう
950 :
ぼZ乗り:03/12/13 22:08 ID:RxkpJK30
>>947 同じ立場のようですね。対向車線のバイクをついつい確認してしまう。
951 :
774RR:03/12/15 01:19 ID:zgEp3VbO
現在ハタチ、来年暖かくなってきた頃に免許取ろうと思ってます。
動機としてはこのスレ見てってのが結構大きいです。
こんなワクワクした気持ちになれるのも、皆さんのおかげです
来年には語り手としてレスするぞ!
953 :
774RR:03/12/15 17:30 ID:E3bhwvpl
SV
ソレノイドクエンチガン
956 :
774RR:03/12/16 04:10 ID:R1NCnP7P
>>951
がんがれ
957 :
774RR:03/12/16 04:44 ID:hneWXbjI
この秋、あったこと書いて良いかな。
かなりの長文になるんだけど・・・
959 :
774RR:03/12/16 17:22 ID:HbvXTCpU
書いて!
>>958 感動するなら書いて
DQNな事ならやめて
DQNなことじゃないけど
感動するかどうか・・・
とりあえず書きます。
2003年10月 俺はなぜか東京にいた。
俺は福岡でフリーのSEをやっている。
8月からは某TV局のシステムを作る仕事だった。
俺の担当している部署は地方局に対してのシステムだったが
他部署でやっている本社向けのシステムが大変なことになっているらしい。
本来なら部署違いなのでお鉢は廻ってこないはずなんだが
同一の顧客と頭数合わせという事で
俺たちのチームも東京本社に駆出されることとなった。
「東京にバイクを持っていこう!」
と俺が考えたのは自然なことだ。
バイク乗りにとって最高の季節である秋の美味しい時期を逃すには忍びない。
関東にはネットで知合ったバイク乗りも大勢いる。
なによりも通勤片道54キロを毎日往復してくれたバイクに乗れなくなることは
俺にとって「ありえない」事だった。
親戚が茨城に住んでいる。
親父の兄、つまり叔父にあたるのだが
俺はこの叔父が大嫌いだった。
叔父は進学校を出て国立大から(当時の)通産省、そして研究所の所長になり
日本の最高学府の客員教授にもなっている。
絵に描いたような出世街道まっしぐらの人だ。
こちらは親に迷惑をかけ続け、
挙句の果てに2度も嫁さんに逃げられる出来の悪い甥っ子だ。
叔父は何度か我が家にも遊びに来たが
ロクに話もせず、口を開けば常に小言の連続だった。
でも俺が嫌いになったのは口煩いからじゃない。
3度目の結婚(現在の嫁さん)の時に招待状を送った時の事だった。
叔父から出欠の連絡が無いので親父がTELした時、
叔父は不在で後からかけなおすと叔母から告げられ、
それから暫くして我が家に叔父からTELが入ってきた。
「俺は行かない。」
それでも「なんとか」と出席を請う親父に対して言った叔父の次の一言で
俺は叔父に怒りと憎しみを覚えた。
「俺の肩書きが結婚披露宴に欲しいだけなんだろう?」
そんなつもりはまったく無い。
二度とコイツとは親戚づきあいなどしない!
そう心に誓ったんだ。
しかし俺が結婚してから次の年の夏
叔父の息子、つまりイトコにあたる奴が自殺した。
叔父は嫌いだったがイトコは好きだった。
なんせ同じバイク乗りだったからね。
同じ歳のそいつは親父のコネでそこそこの職場に就職し結婚をし、家も建て、
俺とはまったく正反対の「幸せな家庭生活」を送ってたハズだった。
彼の幸せそうな家庭の様子を他の親戚伝いに聞いていたので
第一報を聞いたときは信じられなかった。
彼は元々、多少神経質な所があり
ここ数年は鬱病を患っていたそうだ。
奥さんは看病に疲れ離婚
仕事も2年ほど手付かずで半分引篭もっていたみたいだった。
そんな彼が自宅で首を吊ったんだ。
葬式と埋葬は茨城で行われ、彼の墓もそこにある。
彼が死んで2年になるが俺はまだ線香を揚げに行ってない。
ずっと気がかりだったが、叔父との確執もありずっと行けなかったんだ。
しかし今は東京にいる。
バイクもあってちょっと走れば茨城に着く。
10月は連休もあり天気も良さそうだ。
仕事に関して言えば、ほんらい頭数合わせの人員ってだけで
俺がするような仕事なんかじゃない。
バイトでも出来る簡単な仕事だった。
仕事の合間の休憩時間に実家にTELし
叔父の携帯の番号を親父に聞いた。
TELしてみる・・・
しかし呼び出し音だけが空しく響くだけだった。
翌日気を取り直してもう一度かけてみたがそれでも出ない。
そこで自宅の番号を親父にもう一度聞き
再度TELしてみる・・・
出た!
電話の向こうでは不機嫌そうな叔父の声
叔父「はい・・・」
俺 「あ、○○ですが今東京に仕事にきてるんですよ。」
叔父「・・・」
俺 「で・・・ですから、その・・・あの・・・ 今度の連休、線香を揚げさては貰えませんか?」
叔父「・・・(いきなり機嫌がよくなって)おう!○○遊びにこい!」
叔父「その日は月命日だから一緒に墓参りに行こう。」
俺 「はい!お邪魔します。お願いいたします!」
正直、俺は「来なくていい!」と一喝されるかと思ってた。
意外な反応に実家の親父に報告したくらいだ。
こうして俺の東京での10月の連休スケジュールは決まった。
まだ続けていいかな?
よろしく
10月の連休初日
俺は首都高速から渋滞をすり抜け高速に乗り
つくば市に到着した。
その間1.5時間、何ともあっけないツーリングだ。
しかも噂には聞いていたが何も無いド田舎。
さらにそこから20分で叔父の家に到着した。
実際に叔父と顔を合わせるのは8年ぶりだ。
まず叔父を見て驚いた。
老け込んでる・・・
運転手付きの黒塗りの公用車から、
自信満々の風体で颯爽と偉そうに降りてくる鼻持ちならない叔父はどこへ?
あの上から見下したような目つきで薄ら笑いを浮かべ
俺に対して人生について説教してた叔父はどこへ?
叔母も同様だった。
俺が子供の頃はよく笑う美しい人だった。
しかし彼女もあの頃の精彩さは無く
笑顔も減り、皺も増えかなり老け込んでいる。
年齢のせいだと言ってしまえばそれまでだが
俺にはそれだけで無いように見えた。
唯一の救いは死んだイトコの姉が変わらずに居てくれたことだ。
彼女は俺の憧れの人であり
この歳になっても美しさは損なわれていなかった。
到着後、俺を含め4人で墓参りに行った。
叔父は墓を洗いながら
「○○がわざわざお前に会いに福岡から来てくれたよ。良かったなぁ」
と涙ながらに語りかける。
俺は初めて叔父が泣く所を見た。
顔をクシャクシャにして落ちてくる涙を拭おうともせず泣き続ける叔父。
気が付けば皆泣いていた。
死んでから2年も経つのにまだ悲しみから癒えてない。
それだけ親に先立つ不幸は残された者達に深い悲しみを与える。
自分の命について考えさせられる日だった。
その夜、叔父から「泊まって行け」と言われた。
嫌われてると思っていた俺に対してだ。
最初は辞退するつもりだったが
「女ばかりで俺の立場が弱いんだ。だから泊まっていってくれ」
と言う申し出だったので好意に甘えることにした。
一緒に酒を飲み、晩飯を食い、この8年間の近況報告などしたついでに
俺が最も聞きたかった話題になった。
「○○、トルコ土産をやるからな」
トルコ?なんじゃそりゃ?いつ行ったんだ?
叔父は自分の部屋から革で出来たハンドポーチとお揃いのサイフ、
それと腕時計型GPSを持ってきた。
「実はお前が結婚したときJICAからの依頼でなぁ、
5年間トルコに行ってる最中だったんだよ。
それでな当時の中東はキナ臭くって、
親戚に言えば反対されるから黙って行ってたんだ。」
「じゃぁ俺の結婚式に出れなかったのも・・・」
「そう、断るのに苦労したんだぞ。
本当の理由を言えなかったからな。
それなのにお前の親父がしつこくってなぁ・・・
だからコレはお前の結婚祝とお詫びだ。」
叔父さんすまなかった。
事情も知らずに酷い奴だと思ってた。
出来の悪い甥でごめんよ。
それから長年のわだかまりも解けて2人で夜中まで話した。
翌日、イトコが建てた家に行った。
叔父はたまに来て整備や掃除をしてるという。
バイク乗りで車好きだったエンスーらしく
デカいガレージも完備してた。
叔母やイトコの姉は事件以来、来るのは2度目だという。
その後、買い物に行き、その夜も叔父の家にお世話になるようになった。
俺は福岡に戻り、実家にこのことを報告した。
全てが誤解だった事、
行ったら喜んでくれた事
あの日TELを入れなければ
未だに俺は叔父を憎んでかもしれない。
逝ってしまったイトコが結び合わせてくれたように思えてならない。
ありがとう強 そして安らかに眠れ
974 :
774RR:03/12/16 23:36 ID:BF8KyFYx
>>973 久しぶりにここでいい話を聞かせてもらった。
サンクス。
975 :
ぼZ乗り:03/12/16 23:56 ID:IyW4L+fM
なんか、感動したよ。
うまくいえないけど感謝感謝であげさせてもらいますよ。
長文お疲れ様でした。
976 :
774RR:03/12/17 00:13 ID:wY7i3Fnj
従兄弟が「もう一度」って引き合わせたのかな。
因縁ってやつか。
いい話だたよ。
>>973
感動はしたけど、もう少し簡潔にして欲しかったな
じゃないと感動する前にウンザリしちゃうからね
>974-977
サンクス
俺自身がなんとなく嬉しかったから書いてみました。
背景描写してたら長文になっちゃった。
次回からは気を付けて書きます。
悪くない話だ。
旅先で出会った〜じゃないけど。
980 :
774RR:03/12/17 00:40 ID:MwUTO28U
読みやすい文章でしたよ。その時の情景が浮かびました。感動です。
これを機会に、たまには顔出してあげて下さい。電話だけでもいいんです。
ガンコ者ほど、もろかったりするもんです。慕ってあげて下さい。
もうおそらく残りレス数を考えたら最後の話になると思うが、
最後にいい話が聞けてよかった。
982 :
あほです:03/12/17 01:15 ID:f2gr/eoc
ミミ彡  ゚̄ ̄' 〈 ゚̄ ̄ .|ミミ彡 正直、感動した
いい話でした。
ちょっと泣きそうななったぞ!
985 :
774RR:03/12/17 04:50 ID:UuVvaHdZ
泣いた。事故に気をつけて、従兄の分まで孝行してやってくれ。
…このスレ来ると涙腺がゆるむな。
旅は良いよな。
俺達の国境は地平線さ〜♪