>>790の続きです
気が付くと左車線を塞ぐ様に倒れていたブサ乗りと、おりの後ろに車が停まっていた。
信号待ちで、ブサと話していた四輪の様で、慌てた様子で車から降りて駆け付けてくる。
その彼に交通整理を頼み、近所からぞろぞろ出てきた寝巻きの野次馬に救急車の手配などを頼んだ。
と、それでおりも落ち着いたのか倒れているブサ乗りを改めて良く見ると、
メットが前方にズレて目が隠れてしまっていて、その代わりに鼻が丸見えになっており、
その鼻からは、やかんから水を出している様に血が流れ出て行く・・・手首を掴んで脈を取るが
何度探し直しても脈動が見つけられない・・・頚動脈でも試してみたが見つけられない。
その間も大声で「おーい!大丈夫か!」と呼びかけ続けるが反応無し・・・
いつしかおりの呼びかけは「戻って来い!ふざけんな!戻って来い!」に代わっていた。
が、遂に鼻からの出血が水道の蛇口をゆっくり絞るように細くなって行き、遂に止まってしまった。
それを見たら、もう呼びかける声が出なくなってしまった。
結局、ブサ乗りは即死。メットは被っていたが縁石に強打したためにメットの帽体もぐしゃぐしゃで
頭蓋骨の前頭部が粉々だったと、目撃調書(?)を取られに出向いた警察で聞かされた。
忘れられないのは、焼香に行った時に祭壇で笑ってた写真の中のブサ乗りの笑顔。
以上、長文&良い話じゃなくてスマソ>ALL