旅先で出会った、忘れえぬ人たち(3)

このエントリーをはてなブックマークに追加
129774RR
地元の人の温かさ、独特のもてなし方っていいよね。
佐久に用事で行ったとき、日帰りのつもりが道に迷い、暗くなってきて、おまけに雨降ってきてGS入口の溝にはまって転倒し、
精神的にも肉体的にもグタグタだったので、目についた民宿に飛び込んだのよ。
9月の初めだったが他には客が誰もいなくて、なんか寂しかったが、夕食食いに居間に行ったら、おばちゃんが炊事しててちゃぶ台に素麺が乗ってた。
なんだ、飛込だったからあり合わせの夕食なのかと…素麺すすってたら、
ドン!と鯉の洗い1匹分が大皿で登場。食うの初めてだったんでムシャムシャ食ってたら、
ボン!とフライが大皿で登場。中身は白身の魚、これも美味いんで食ってたら、
ドン!とブロッコリーとかアスパラとか高原野菜のサラダが登場。
でも、ご飯が食いたいのでおばちゃんの方を見たら、洗いものしてるし、
やっぱご飯がわりの素麺だったのかと諦めてサラダを食ってたら、ドン!と川魚の塩焼きが大皿で登場。
ますますご飯が欲しくなったけど出てこないので、日本酒もらって飲みつつ食ってたら、
ドカーン!と山盛りのお新香と山菜が登場。もういいよ、鯉の洗いたくさん残ってるし〜
と頑張って平らげてフーフー言ってたら、サッとお盆に乗せられたどんぶり飯とみそ汁が登場。
ワーン、もっと早く出してくれよ〜と思いつつも平らげた。
翌朝、宿を出るときにやけにデカイお握りが竹の皮に包まれて手渡された。
例を行って走り出そうとしたら、宿の爺ちゃんが一輪荷車に白菜をたくさん積んで畑から戻ってきた。
これを持ってけと高原白菜を4つもくれた。白菜好きじゃないので断ったが、勝手にリアキャリアに括り付けてくれて。
帰りの関越、リヤに大きな白菜2列2段積みで走ってきますた。