1 :
774RR@小説家:
ストーリー、登場人物、時代構成等は自由。
バイク板なので必ずバイクが出てくる事。ジャンルはレプリカ、アメリカン等、自由。
ただし、ベッドシーンだけっつーのはNGな。(w
それでは、冒頭から・・・
早朝、遠くで微かにエンジンの音がする・・・
その音は夢なのか現実なのか・・・
分かっている事は、只一つ・・・
自分の心を躍らせるバイクの音だと言う事だけだ・・・
2 :
774RR:02/06/02 09:29 ID:sn3AVG0k
2 get??
退屈が,俺を支配し,時めき忘れた日常で,
叩きつけるように,其れは現われた,夢では無くてだ。
4 :
李書ブンブン:02/06/02 09:38 ID:X9GFKDu/
私はベッドを抜け出し、窓を開けた。
夜の間に浄化された新鮮な空気が部屋の中に入り込む。
この時間の空気は適度に湿度を帯びていて、
ゆっくりと吸い込むと、肺に心地よく染み渡る。
5 :
(゚Д゚\) :02/06/02 09:43 ID:MpZROwzl
微かなエンジン音・・。
だが何と残念な事に、それは林業を営む人達が木を切る音のようだった。
いかんいかん、寝ぼけているのか私は。
バイクに目覚めて早4年・・・。
はやとちりと共に4年前とちっとも変わらない自分がここにいる。
・・さて、と顔を洗って・・出かけるか。
その前に・・バイク板バイク板、と・・。
そう呟きながら、私はいつもの様にパソコンを起動し始めた・・。
6 :
774RR:02/06/02 09:52 ID:1zO1zrmH
その前にieを起動しメールをチェックする。ミランの友人からのメールと、同窓会からの寄付の催促に、
JALの客室添乗員との合コン連絡、他はビジネスのメールか...。
今日も国井律子からのメールは来てなかったな。
7 :
成り立つ訳ないじゃん:02/06/02 09:54 ID:u1/N+hDl
.
8 :
(゚Д゚\):02/06/02 09:57 ID:gvwp6cC8
ああ・・(;´Д`)
りっちゃんりっちゃんりっちゃんりっちゃんりっちゃんりあっwて・・
虚しさの鉾先はバイク板に・・そう私の固定はMBX80・・。
9 :
774RR:02/06/02 10:02 ID:yucHluQS
私は愛車のモペット、トモスと共に出掛けることにした、さて、どこに行こうか…
10 :
1:02/06/02 10:08 ID:YkhgXbMJ
何気なく走り出すとトモスのエンジンがカタカタという音と共に
まるで息切れた老人のようにこときれた。
そうか、エンジンオイルが漏れていたことを忘れていた・・・。
エンジン焼きつきで終了。
11 :
すいません:02/06/02 10:09 ID:YkhgXbMJ
↑別スレで1やってるんで
HNを1でいれちまった。
12 :
774RR:02/06/02 10:25 ID:o/tbbBo4
たまたま平日であった事もあって近くのバイク屋まで押して行く事にした。
あまりバイク屋に馴染みがない私の目に写るそれぞれのバイク達。
私は自身に見え隠れする青年の心を容易に否定する事が難しくなってくる。
とその時。隅にある一台の珍走車が私の目を魅了し始めた・・・・・。
13 :
774RR:02/06/02 10:34 ID:lc4zwwGG
そうだ、いままで自分のバイクをSRだと信じて疑わなかったが
実はそのバイクはSRXだったのだ。なんてこった、おれは自分の
オチィンチィンがフニャヌニャに萎えていくのを感じた。
どおりでSRの割に速いと思ったわけだ.6000
rpmからの伸び、コシはそれまでのエンジンの比ではない。
14 :
774RR:02/06/02 14:38 ID:YkhgXbMJ
13だめじゃん。つながりがないよ。
ということで12の続きから
私の目をまさに霹靂とした様相と共に釘付けにしたその珍走車・・・
250ccだがエンジン横に見慣れないものが装着されている。
外装は紫色に金色のイーグル模様こそペイントされているものの、
全体的にエレガントな雰囲気だ。
しかも、正面には上半身を覆い尽くすであろう巨大な風防が・・・。
尾部には一度目にしたら二度と忘れ得ぬであろう
独特な形状のカウルが装着済みだ。
嗚呼、これこそ我の裏面の心が底から欲する珍走車・・・。
ゼルビスターボ神奈川仕様ではないか!
15 :
774RR:02/06/02 14:57 ID:Zz9JCUpV
私の心はドカLツインのように打ち震えた。
「あぁ、このゼルビスターボに乗りたい・・」
しかし、私は忘れていた。バイクの免許を持っていないという
事を。「そうだ、免許を取りに行こう」
バイク屋で教習所のパンフを貰ってきた私は、早速入所の
申し込みをした。
16 :
774RR:02/06/02 15:17 ID:7NfpGGT9
>>10 >息切れた老人のようにこときれた。
ワロタw 老人は息切れたら死ぬのなw
17 :
774RR:02/06/02 15:37 ID:Cie9pF4r
まずは電話だ。
私は携帯からパンフに書かれている電話番号に電話を
かけてみた。
「もしもし……」
「……お客様のおかけになった番号は、現在使われてお
りません」
「……」
世の中は無常だ。この時の私はそう思った。
仕方がないので、試験場でとることにした。
早速試験場へと向かった。
道中、私は思考する。
『普通自動二輪と大型自動二輪、どっちに?』
19 :
774RR:02/06/02 17:15 ID:ULe5rVgL
そこで私は考えた。今は大型の方がブームだし、何よりカッコいい!!
だが、天邪鬼な私は敢えて中型から取る事にした。
いきなり大型は免許は取ってもテクも無いのに乗っていいものか?と。
中型免許はそれ程苦も無く割合簡単に取れた。勿論1回で合格だ!!
試験官には、
「キミには不思議な雰囲気があるな。
今までいろんな受験者を見てきたが、キミほど上手い人は居なかったよ。」と・・
さて、次は初めてのバイク選びだ・・・
**ナレーション**
この若者がその後伝説のライダーになる事はまだ誰も、そう本人さえも気付いていなかった。
20 :
774RR:02/06/02 17:25 ID:/v5iWeqm
しかし、、、時はまさに新世紀、時代は戦争へと向かっていた
教習所のBGMは
『ほらまた戦争かい・・・ほらまた戦争かい・・・』
「戦争なんてもううんざりだ!!」
俺は午後4時 教習をほうりだし
教官をその場に残し
バイクにkey差し込み
夕暮れの中 滑り込む
すべてが消え去るまで
風を切り 突走る
21 :
774RR:02/06/02 17:30 ID:1zO1zrmH
愛車のモペッド、チャオでゼルビスターボ神奈川仕様を展示していた店へ再び訪れた私は...
22 :
774RR:02/06/02 17:33 ID:/v5iWeqm
昇天がはじまった
中田カフスボタンだ
萌え〜
23 :
774RR:02/06/02 17:37 ID:LltpUmvl
ゼルビスターボ神奈川仕様を展示していた店にはいると、
俺の名はMBX80とかぬかすちょっと友達にはなれなそうな奴が、
じっとゼルビスターボを眺めていた・・・。
24 :
774RR:02/06/02 17:39 ID:u4xHbo+b
こいつも狙ってるのか?
そして俺は、その値段を見て愕然とした。
当然である。ノーマルのゼルビスでも20万円、ターボキットが40万円、
珍走モディファイに至っては20万円コースである。
なんということだ。必死でバイトして稼いだ10万円は免許取得でほとんど消えてしまった。
どうしよう。早く稼がないと売れてしまう。焦った俺は、慌ててコンビニに飛び込んで
フロムAtoZを買い求めた。手っ取り早く稼げる仕事・・・そこで俺は、とんでもない仕事を見つけた。
25 :
774RR:02/06/02 17:48 ID:LltpUmvl
バイク便・・・普通じゃないのは、表にできないものを運ぶことぐらいか・・・。
でも80%のバックという広告しか俺の目にはいっていなかった・・
26 :
774RR:02/06/03 00:25 ID:rUAKAcy2
どうしようか、小さい頃から優柔不断な私はその仕事をするかしないか決められない。しかしこのままトモスに乗り続けるは厳しい…
27 :
774RR:02/06/03 00:31 ID:Li6M87+T
う〜ん・・・・・・・・
ま、とりあえずしようっと。はぁはぁはぁはぁ。
28 :
774RR:02/06/03 00:39 ID:p+UVByEO
激しく飛び散るスペルマとともに五感にしみわたる快楽が私に決断を
与えた。そうだ!金のためなら・・・バイクのためなら俺はどんな仕事でも
やってやる!!!
29 :
774RR:02/06/03 00:50 ID:rUAKAcy2
そうだ、履歴書を書かなければ!よぉし、私の名前は…
30 :
774RR:02/06/03 01:10 ID:GC5t4C4L
私の名前は・・・その時、「ピンポーン」
とチャイムが鳴った。
31 :
774RR:02/06/03 01:11 ID:aFn+kqZ/
ピンポーンとチャイムが鳴った
「宗男さんのオタクですか?」
32 :
774RR:02/06/03 01:17 ID:GC5t4C4L
そうですが、何か?
33 :
774RR:02/06/03 01:17 ID:AQNe+Rlt
「NHKですー」
34 :
774RR:02/06/03 01:18 ID:GC5t4C4L
ウチはテレビありません。帰ってちょうだい!
35 :
774RR:02/06/03 01:20 ID:AQNe+Rlt
バシィ!!!!突然の凄まじい音!
36 :
774RR:02/06/03 01:20 ID:P63/kKGT
「電波止めますよ」
37 :
774RR:02/06/03 01:23 ID:t2yvPtkX
しかし、俺から出てる電波は、お前らには止められまい
ワハウァ
と言ってやったがNHKは
38 :
774RR:02/06/03 01:24 ID:qLJF6rQv
訴えてやる!!!
ここまで読んだが
全然つながってねーじゃねぇか!
やっぱエロは必須じゃねぇか?(;´д`)ハァハァ・・・
気を取り直して
「NHKなどどうでもよかった。それより今は妹を襲わなくては!」
40 :
774RR:02/06/03 02:25 ID:GC5t4C4L
「訴えてやる!」そう言い残して、NHKは去っていった。
「佐々木 宗男っと」
履歴書を記入し終えた俺は、入所金を持って教習所の受付に
行った。
「大型二輪ですか?」
そこで受付をしていたのが、後に俺の恋人となる、真紀子だった。
その特徴的な下唇とハスキーボイスに俺は激しい衝撃を受けた。
「この女とヤリたい・・・」
今までに覚えたことの無い衝撃に俺は混乱し、思わず・・
「ハイ」
しまった、普通二輪を受講するはずだったのに!
しかし、もう後には引けない。俺の挑戦が始まった・・・
41 :
投資家:02/06/03 02:30 ID:byEjYkXM
俺は誰だ?
42 :
投資家:02/06/03 02:32 ID:byEjYkXM
俺はタダの投資家
43 :
774RR:02/06/03 09:15 ID:OzPh2orz
ゼルビスターボ神奈川使用のシート上で
真紀子の唇を貪るという濡れ濡れのシーンを
毎朝毎昼毎晩想像しながら宗男は
大型二輪の免許を取得すべく教習所に通うのであった。
そんなある日のこと。
宗男は一本橋の課題がクリアできず四苦八苦していた。
そんな宗男を心配した真紀子は、こう宗男に助言した。
「あの、宗男さん。大型免許より楽なクワガタ免許にされては?
足が二つから六つに増えて、しかも鋏がつくんですよ(ニコッ)。」
44 :
774RR:02/06/03 09:16 ID:OzPh2orz
やべっ、神奈川使用じゃなくて神奈川仕様だよ。
45 :
774RR:02/06/03 09:29 ID:Z5MUYswK
ク!?クワガタ免許〜〜!!!?
友達にそんな免許持ってるヤツいたかな・・・
初めてきく言葉に宗男はすこし戸惑っていた。
とりあえず詳しく聞いてみるか。
46 :
774RR:02/06/03 10:06 ID:3Uslxsef
あくる日、宗男の机には
クワガタ免許の入校案内パンフがそっと置かれていた。
どうやらバイクと同様に3種類あるらしく、
コクワガタ…〜125cc
オオクワガタ…〜400cc
グラディアトール・メンガタクワガタ…〜∞cc
そしてその内容とは
47 :
774RR:02/06/03 11:05 ID:Pu5sd9Ne
48 :
774RR:02/06/03 11:48 ID:4P4ATjm3
>>40 履歴書の提出先がちごいますw
既に
>>19で免許取ってるし( ゚д゚)
49 :
774RR:02/06/03 12:06 ID:T1dCcuYE
50 :
774RR:02/06/04 21:06 ID:yt//W7+b
age
51 :
774RR:02/06/04 21:11 ID:KzTiKgjA
age・・・・・
とりあえずage・・・・・
この愚かな行い、自分ではなにもしねぇ。いや!自分ではなにもできねぇ。
でも負け犬には負け犬にしかできねぇことがあるんだよ!
そういう目で見る
>>49がこのあとトンでもない行動に!
一体、どうなってしまうのか!?
52 :
51:02/06/04 21:13 ID:KzTiKgjA
偉そうにがちんこを真似た俺、でも
>>50を間違えて
>>49と書いたことで突っ込まれる俺、
このあと次々とおこる衝撃の展開が!!
53 :
50:02/06/04 21:17 ID:/fvhyzrS
52>>漏れにどうしろと?
54 :
774RR:02/06/04 21:41 ID:kL/nrvaP
ageとくね
とんでもない展開を期待する
55 :
774RR:02/06/04 22:03 ID:ze78Wqvw
君たちはクワガタ免許というものを知っているだろうか。
六月の初旬だというのに雨も降らず戸外は炎天、
ヘリコプターの音が(はじめ俺はそれをビッグシングルのものと思っていたが)
汗のにじんだ肌を直接たたいている。
クワガタ免許のパンフレットをめくってみるが、
内容は「取得者の体験談」ばかりでいったいどういう免許なのか判然としない。
思えば俺は真紀子の話す内容などほとんど気にかけていなかったのだ。
俺が見ていたのはあの中央の谷になった下唇で、
聴いていたのは言葉の内容というより音楽としての声だった。
56 :
774RR:02/06/04 22:06 ID:YrN+cCbE
「本当は良い子だったんです YO!」
宗男の遺影を前に母は伏し目がちに語った
57 :
774RR:02/06/04 22:08 ID:YrN+cCbE
そんな喪服姿の宗男の母を物陰からギラギラした視線で見つめる一人の男
58 :
774RR:02/06/04 22:09 ID:ze78Wqvw
もともと俺には信条というものが欠けている。
自分のじめじめした利己心と欲とを認めるのに24年もかかってしまったが、
今は女の声に対する執着も、まったくあっけないくらい健康に
受け容れてしまっている。
59 :
774RR:02/06/04 22:11 ID:YrN+cCbE
男の跨がるスーパーカブに「早川クリーニング」と描かれている。
......ま、まさか!
60 :
774RR:02/06/04 22:14 ID:YrN+cCbE
すると突然、宗男の母がすっくと立ち上がり
両腕をグルグル回しながら意味不明な言葉を話し始めた。
61 :
774RR:02/06/04 22:15 ID:ze78Wqvw
/\__/\
/\ / SHOEI ヽ
\/ / _____ \
`.⌒、 /⌒/_‖-へ、 / (・) -(・)\ヽ
~( ´ヾ_/━(_)Y⌒ヾ/:/ ○ \||
、`/~V_7/ ◎人_ノ\_ 三 | 三_|| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\_//⌒)◎>[_)ヽ  ̄ ̄血 ̄ ̄ / < 宗男・・・
/</ //~(┃_人___/__/ \_____;(´⌒(´≡≡
/// //`( v ヽ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡ ;(´⌒(´≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡⌒;;
、、(__/`~"⌒ヽ、__ノ;;(´⌒(´≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡⌒;;
62 :
774RR:02/06/04 22:17 ID:YrN+cCbE
「ま 牛乳は良く噛んで ま 牛乳は良く噛んで ま 牛乳は良く噛んで...」
縁側に咲き誇る朝顔を見つめながら宗男の母はつぶやき続ける...
63 :
774RR:02/06/04 22:18 ID:YrN+cCbE
なにやら不穏な空気を感じ、そそくさと席を立とうとした私に向かい宗男の母は.,..
64 :
774RR:02/06/04 22:21 ID:YrN+cCbE
「あんた..........納豆には卵入れるん?....白身も入れるん?....そいとも黄身だけかなん?」
とまるでビンテージシングルの鼓動の様な声で尋ねてきた
65 :
774RR:02/06/04 22:24 ID:YrN+cCbE
「あそこに居る男はの〜.....(物陰のスーパーカブを指差し)
魚肉ソーセージが大好きなんじゃとさ....」
なにやら淋し気な表情で宗男母は言う
66 :
774RR:02/06/04 22:25 ID:YwTi44JF
もちろん黄身だけですが何か?
おい手前はどうですか?
67 :
774RR:02/06/04 22:29 ID:WCwlwLmW
クワガタ免許を片手に
「佐々木先祖代々伝わるクワガタ免許です。写真を貼り変えて使いなさい」
と一昔前の大きなサイズの免許を私に差し出した。
68 :
774RR:02/06/04 23:15 ID:ZWLTg3nk
私は受け取った免許の写真を、
早速ジャッキーチェンの写真と貼り代えた。
それからというもの、安全確認の動作の度に「ブォッ!ブオッ!」と風を切る音が響く気がした。
昨日より強くなったような気がした俺は「チョー!」と崖から飛び出してみた。
俺はジャッキー、華麗なスカイアクションがキマるはずだった・・・。
70 :
774RR:02/06/04 23:59 ID:hiMy6kow
早川クリーニングと書かれているステッカーを剥がすとそこには・・・
朝日新聞と書かれていた!
71 :
774RR:02/06/05 00:05 ID:yzT7D9JS
3ヶ月でええわぁ〜。兄貴に頼まれてきてるんで手ぶらじゃかえれんのですわぁ。
アヤシゲな関西弁で男はすごむ
72 :
774RR:02/06/05 00:06 ID:etROnBoG
ヤフクで中古のクワガタでも探すか・・・
それとも2chの皆に相談するか・・・
ムネヲは迷っていた。
73 :
774RR:02/06/05 00:07 ID:PGt0A69r
そして、関西弁の男にお茶を差し出した。
中身は俺の小便・・・
74 :
774RR:02/06/05 00:08 ID:tAJGAkrH
しかし、ヤフオクで見つけてしまったカブトムシ・・・
これに乗るには・・・
75 :
774RR:02/06/05 00:09 ID:yzT7D9JS
いや、くわがたなんか後回しだ。とりあえずこのアヤシゲな関西弁の
勧誘員らしき男をどにかしなくては・・・・宗男は思った。
そして、男に見えないようにダイヤルを回す・・・・・・
G・・・・O・・・L・・G・・O・・・1・・・・・・3
TELLL TELLLLL TELLLL
男が出た
76 :
774RR:02/06/05 00:10 ID:PGt0A69r
はい、さいとうです。
77 :
774RR:02/06/05 00:10 ID:hFpBLaJ9
「あい珍満軒デス!!」
・・・どうやらラメーン屋のようだ。
78 :
774RR:02/06/05 00:10 ID:tAJGAkrH
「とりあえず炒飯を・・・」
79 :
774RR:02/06/05 00:12 ID:yzT7D9JS
「あの男」がラーメン屋でバイト!?
宗男は恐ろしくなった。そしてちびってしまったのらー(←?)
80 :
774RR:02/06/05 00:13 ID:PGt0A69r
俺の横で関西弁の男はお茶をすする・・・
81 :
774RR:02/06/05 00:14 ID:p6314/u0
「チャーハン?んなもんねーYO!おれっちはバイクしかつくらね−んだYO!」
、、、どうやらそういうことらしい。で、バイクで走りだして、ラーメンを
食いに行こうかと考えたが?
82 :
774RR:02/06/05 00:14 ID:etROnBoG
「にーちゃん、クワガタ探しとんか?」
83 :
774RR:02/06/05 00:16 ID:mS88oubm
珍満軒がバイク屋!
俺の得た情報と違う!
84 :
774RR:02/06/05 00:17 ID:mS88oubm
関西弁の男は喉が相当渇いたのか
一気に飲み干した。
「ん〜!うまい!」
85 :
774RR:02/06/05 00:18 ID:mS88oubm
焦っている俺の横で男は満足げだ。
86 :
774RR:02/06/05 00:20 ID:mS88oubm
「おう、にいちゃん。もう一杯くれ!」
87 :
774RR:02/06/05 00:21 ID:6OJAuScp
やだ
88 :
774RR:02/06/05 00:23 ID:tAJGAkrH
俺の心の回転数は上がる一方だ・・・
89 :
774RR:02/06/05 00:26 ID:evJIxTN7
そして俺の心がオーバーヒートして失神してしまった・・・
90 :
774RR:02/06/05 00:26 ID:tAVCxA9k
実はバイク屋のかたわら
ますいラーメンも売っていた。
ラーメンはまずいが、注文を取りにきた女性は
匂い立つような色気を発散していた。
91 :
774RR:02/06/05 00:27 ID:tAVCxA9k
「ご注文は?」
「SRの大盛りと、それと・・・、あなたがほしいのですが」
92 :
774RR:02/06/05 00:37 ID:evJIxTN7
あげないYO!逝ってよし!その女は下手な2ch用語を連発してくる、さてこの女どうするか・・・
93 :
774RR:02/06/05 00:39 ID:tAVCxA9k
あぼーんあぼーんあぼーん!
おれは激しく怒鳴った。
94 :
774RR:02/06/05 00:47 ID:aRe8xJw7
女はふっきれたように、SRの歴史を語り始めた、だがムネオはあまり興味がなかった、ただその女を・・・
95 :
774RR:02/06/05 00:50 ID:YO5QvmaT
SRを語る女には興味が無い
そこで俺は聞いてみた
お前、紅生姜多目に乗せるほうか?
その返答次第で全てが分かる…
96 :
774RR:02/06/05 01:13 ID:1L8QK52J
はっ!!紅生姜!!
汗だくのまま布団から飛び出した。
長い間夢を見ていたようだ。
昨日食べた吉野屋の牛丼の持ち帰り容器にわずかに紅生姜が残っている。
今の時刻は午前三時半。
真紀子が言っていたクワガタ免許というのは、単なる冗談だったことを思い出した。
あれから何日経っただろうか。
それにしても、夢は大変面白かった。
それほど真紀子の言っていたクワガタ免許は印象に残ったのだろう。
俺はまだ夜明けまで時間があることを知り、目を瞑りながら
大型免許を取得までの美味しい思いを
思い出すことにした。
そう。真紀子との出来事、そして大型二輪の免許取得の栄光を。
免許を取るのには、実は邪な野望があったのだ。
普通免許を取っていない俺はラブホに女を連れ込めにくかった。
さらに、バイクが好きだったので、丁度よい。
大型を取ればホテルにもたやすく連れて行ける。
ツーリングに行こうと言って、田舎の千葉の南房総あたりの
国道沿いのホテルにしけこむことも出来る。
ツーリングにナオン。一石二鳥。グヒョフェフェフェ。
さて、あれからのことだ。そう。クワガタ免許と真紀子が冗談を言ったとき。
あれは真紀子とのかかわりを深める絶好のきっかけだった。
97 :
774RR:02/06/05 08:47 ID:ZP4EQSvH
そして、完全に忘れられた関西弁の男は
自ら湯呑みに放尿。
そして、
「ングング ゴキュ ゴキュ」
一気にのんだ。
元々この男、飲尿が趣味らしい。
男はすっくと立ち上がりこう言った。
「にいちゃん、アンタ甘いわ!」
と、言葉を残し去っていった。
ナニが甘いんだろう?
俺本人が甘いのか?
はたまた小便が甘いのか?
謎は深まる一方だ。
98 :
774RR:02/06/05 10:18 ID:G5uXoYUn
見覚えのない人物からの携帯の着信でパイプベッドから起きる男がいた。
早良和也、19才、身長180cmで引き締まった体の持ち主で現在大学2年生。
峠と格闘技と女が好きで愛車は亡き親友から譲り受けたヤマハR−1だ。
幼少の頃より空手をたしなみ、勉強もよくできた和也はその持ち前のルックスと
素直な性格で回りの人間を虜にできる選ばれた人間だったともいえよう。
現在は親元を離れ一人、東京での1人暮しをしてる最中であった。
携帯で出ると和也は声の主である女のことを徐々に思い出しつつあった。
以前、交際をしていた女子高生のミナであった。彼女とは寝るだけの関係であったが、
半年ほど前から会わなくなっていてお互いに過去の人間となっていたはずであった。
「もしもし、和也、今からOOOまで来れる?」
何かトラブルらしい。関わり合いにはなりたくなかった和也ではあったが、
彼女が発したキーワードを聞いて考えが変わった。
「レイラード」
知ってる人間は少ない。どうしてバイクを知らないミナがこれを知ってるのだろうか?
彼はシャワーを浴びてバイク用の服を着るとR−1へのもとへと急いだ。
和也のR−1は親友だった平山修吾が乗っていたマシンであった。
彼の走りは穏やかではあったが、完成された走りだった。和也と修吾がよく行く峠では
敵なしとまで謳われるほどであったものだ。
アグレッシブな走りをする和也はそんな修吾のライディングを賞賛すらしていたものだ。
修吾が中型マシンから大型のR−1にステップアップした頃、
峠の仲間達の間でチームをつくろうという動きになった。
和也はその頃受験だったのであまり詳しい経緯は知らないのだが、ある小説の魔術師の名前を取って
‘レイラード‘となったそうだ。
和也が受験を終えて上京するまでの間にレイラードのチームに参加もしたのだが、
グループでの取りきめ等、徐々に最初の自由な雰囲気がなくなりつつあった。
修吾もその点は懸念しながらも、せっかくチームを作ったんだからと頑張ってるように思えた。
その後和也は上京し、大学1年の夏休みで帰省する直前に事件は起こった。
修吾が事故死したのである
99 :
>96の続き:02/06/05 10:34 ID:CO29xSfQ
講習の待ち時間に宗男は真紀子にクワガタ免許について問ただした。
彼女は単に小型免許と言いたかったのだが東北訛りが出てしまったらしい。
生まれは秋田だと言う。
そういえばうっすらと血管が出る程色が透き通るように白い。
少しの間彼女の首筋に見とれてしまった。
100 :
774RR:02/06/05 10:54 ID:xhgJR72G
>>98はわざとやってんならスゴイいいね
そのノリで続けて欲しい
101 :
98:02/06/05 11:31 ID:G5uXoYUn
急いで帰るとすでに修吾の法要が営まれていた。
チームの知り合いに連絡を取るが誰も口をつぐんだままだった。業を煮やした和也ではあったが、
すぐにその原因を知ることになる。法要を終えたあと修吾の両親から和也へ日記が渡されたのだった。
それは日記というわけではなく、最初はチーム運営においてメンバーを増やしながらよりよいバイク環境を
作ろうとしたメモ程度だったのだが、信じられないほどの急拡大をしていくチームの中で腐敗が起き始めていて
そしてチームを食い物にしようという動きに気づいた苦悩が克明に記録されていた。
1.チーム会費+不明朗な会計処理
2.チーム内での麻薬の蔓延
3. 新規メンバーの暴徒化
4.メンバーの脱退妨害
背景はこうだ、近年和也の地元周辺では警察の取り締まりが成功し、暴走族やカラーギャング、チーマーと呼ばれる
団体が相次いで解散することになった。その中でバイクで走ることが好きな人間が修吾のチームに合流したのだが
次第に主導権が新規に加入したメンバーへと移り暴力団ともつながりができて組織が変質してしまったらしい。
修吾はそれを嫌い、チームリーダーになってせめて古参メンバーだけでも脱退させようと頑張っていたらしい。
そして条件としてチーム内で選ばれた人間と勝負をして勝ったら言うことを聞こうという運びになったのだった。
だが、勝負は行われなかった。修吾が事故死したからである。
和也は修吾のバイクに細工をされたと判断し、R−1を両親に代わって引き取りにいった。
が、そこでレイラードの幹部に遭遇する。なんとか撃退し馴染みのバイク屋で早速検証すると
ブレーキ部分等に細工が見つかったのだった。だが、それを警察に訴えても時間はかかるばかりか
古参メンバーにも修吾の両親にも迷惑がかかるかもしれないと判断した和也はレイラードへ挑戦状を叩きつけた。
幸いにも和也の味方は多く、レイラードをなんとか叩き伏せて修吾の敵討ちを果たしたのだった。
その後レイラードは警察に目をつけられ主要幹部がこぞって逮捕されたことをきっかけに消滅することになった。
ダメージが比較的軽かったR−1は修吾の両親が和也に乗ってほしいと懇願されて今に至っている。
ガレージで一連の出来事を思い出しながら和也はR−1を暖気していると2ヶ月ほど前の奇妙な電話を思い出した。
はじめ勧誘だと思って相手にしないつもりだったが、電話口の相手が
「魔術師は復活した、気をつけろ」と言って切れたことがあった。その後すぐに峠の仲間に連絡したが
そんな動きはナイと言われたのでガセか嫌がらせだと思っていたのだった。
102 :
GOLGO13:02/06/05 12:10 ID:OgxfnBIc
ふー、バイト終わった〜っす。
さーて、宗男あたりを撃ち殺してこよーっと。
103 :
100:02/06/05 13:55 ID:xhgJR72G
そのタームごとに解説が入る先走りぶりがタマラン
笑える
104 :
774RR:02/06/05 16:46 ID:F6Q+b3Pi
98>>
101>>がちょっとづつ気になりはじめてしまった。一人でもがんがれ!
105 :
774RR:02/06/05 17:21 ID:1IaTXn1r
電話の主には心あたりがあった。真紀子だ!妹の真紀子に違いない。
そういえばアイツ、クワガタ免許がどうとか言っていたが・・・・。
和也は胸の動悸をおさえられずにいた。
106 :
774RR:02/06/05 17:34 ID:d0OnBncd
次の瞬間・・・・・・・・・?!
107 :
774RR:02/06/05 17:36 ID:d0OnBncd
目の前には巨大クワガタが・・・
そいつは突然和也に襲い掛かってきた。
迫り来る巨大なノコ。
そしてこの後とんでもない事態が・・・・
108 :
774RR:02/06/05 17:36 ID:1IaTXn1r
和也は真紀子に電話してみることにした。1コール・・・2コール・・・・
「はい、佐々木 宗男事務所です。」
和也は絶句した。ヤツだ!元レイラードの頭、佐々木 宗男。
なぜヤツが真紀子の携帯に・・・・・。
と、そのときヤツは信じられないことを言い出した。
109 :
774RR:02/06/05 17:36 ID:d0OnBncd
ワクワク・・
110 :
774RR:02/06/05 17:37 ID:d0OnBncd
しかし、今はそんなことをしている場合ではなかった。
111 :
774RR:02/06/05 17:39 ID:d0OnBncd
目に前にはノコ、電話の向こうにはムネオ。
こうなったら、仕方が無い。あいつを呼ぼう。
あいつの名は・・・
112 :
774RR:02/06/05 17:43 ID:1IaTXn1r
アイツの名は、ハマコー。
113 :
774RR:02/06/05 17:45 ID:1IaTXn1r
その時、電話のむこうで宗男がつぶやいた。
「ハマコーは復活した!」
114 :
774RR:02/06/05 17:54 ID:1IaTXn1r
復活・・・・・?何をいっているんだ。
ヤツは塀の中のはず・・。レイラードとの抗争でハマコーは
宗男と刺し違えていた。和也はくわがたをつまんでポケットに
いれ、巨大キノコを食べながら思った。
稲本のはノーゴールじゃねぇよな・・・・・・。
115 :
774RR:02/06/05 18:21 ID:VD2e04Pm
え!肉?!
116 :
ごるご:02/06/05 18:28 ID:UxbVjYTz
ばきゅーん
117 :
774RR:02/06/05 19:53 ID:tAJGAkrH
だが俺のマシーンは銃弾のスピードより速かった・・・
118 :
98:02/06/05 20:06 ID:Ny04bE50
タバコ一本分の暖気を終えて、R−1にまたがると和也は早速ミナの指定した場所へと向かうことにした。
和也の住んでいるところは環状8号線にほど近い場所であったのでまずは首都高速を目指すことにした。
梅雨明け宣言はされていない6月の早朝ではあったが、夏の胎動を感じさせる匂いが和也には感じられた。
R−1と自分の両者のシンクロを確かめるかのように、和也は丁寧なライディングをしながら環状8号線に合流した。
車両はまばらであったので、強引なすり抜けをせずとも気づけば信号で先頭になった。
ここで和也はスロットルを握り締め体をバイクに密着させ、ニーグリップを利かせた。そして青信号と同時に
フルスロットルをくれてやると、絶妙なタイミングでクラッチをミートし、フロントを少し浮かせながら発進
がら空きの道路を弾丸のような速さで次の信号までの数百メートル駆け抜けた。マシンの状態をこれで確かめると
その後は淡々と首都高速までの道のりを消化した。
和也が首都高速に入ると同時に後ろから2台の黒いCBR900RRがR−1に近づきつつあった。
119 :
774RR:02/06/05 20:18 ID:Le4cVC+l
ヤツラだ!!つGとナンシーだ!!
まっていたぜ。この時を・・・・。和也はおもむろにズボンのチャックを
おろした。
春風が吹き抜けていった。
120 :
774RR:02/06/05 20:32 ID:tAJGAkrH
正直ムネオは恐れていた・・・
このまま和也に出番を取られていくのではないだろうかと・・・
121 :
774RR:02/06/05 20:40 ID:Le4cVC+l
宗男の危惧は的中していた。事実、98の暴走は止まらない。
こいつ、いったいナニ考えていやがるんだ?ひょっとしてナンシーか?
宗男はあふれる感情を抑えきれずにいた・・・・。これって恋?
そのとき、黒きライダーあああは
画面外でコケていた。
124 :
774RR:02/06/05 20:54 ID:aYYbTa9P
和也とのことは
>>118に任せようと宗男は開き直った。
そうだ、何をやっているんだ・・・?
俺はゼルビスターボ神奈川仕様を手に入れなきゃならない・・・。
元レイラードの沽券にかけてもあのゼルビスターボをな。
しかし、あの荒しコテハン、
MBX80が同じゼルビスターボを狙っている・・・
こうしてはいられない!!
MBX80に刺客を向かわせるべく、再び携帯をかけなおした。
3回の呼び出し音の後にメッセージが流れてきた。
ほんもノさんをかかえ起こし、こう言い放った。
「1万円はねえだろ」
そうだ!少しお金を入れてゼルビスターボを売約にしちまえば良いんだ!
ムネヲは妙案を思いつきスキップにて無人君へ向かった。
しかし無人君は・・・
無人君は無人ではなかった。すでに人が待っていたのだ。
無人君…。それはキャッシュコーナー。
金融会社があらゆる手段を使い、金を借りやすいようにしている。
その証拠に、レンタルキャッシュなどという言葉を開発したようだった。
その役割はどうやら、レンタルビデオなどのように、気軽に借りれる
イメージを作ったようだが、日本語に直せば所詮は借金なのである。
あたかも、レンタルキャッシュ=借金 をすれば簡単にバイクを購入できるという
CMすら流れている。
確かに簡単に変えるだろう。しかし、その場だけである。
将来を考えれば、愛車の維持費はとても捻出できそうにもない。
すぐに愛車を売り払うことになるだろう。
そんなことはライダーは簡単に分かる。
バイクとは、そんなに安っぽいものではないのだ。
そしてムネオは激怒した。
金融会社の明らかなるライダーへの挑戦を感じ取ったのである。
邪知暴君の金融を街から除かねば。
そうしなければ、借金でバイクを購入するものは地獄を見るだろう。
ムネオは正義感に燃え、すぐに考えが変わった。
だがしかし、ムネオは羅生門の下人のように、センチメンタリズムに囚われていた。
はっと今の状況を思い出した。
そう、金が必要なのだ。
早速無人君を利用し金を借りることにした。
ご利用はご計画的に…という文字を尻目に。
そして、ムネオ、和也の一見バラバラな物語が加速しだした。
彼らは必ずや進む道の交差点で出会うだろう。
さて、物語はいかに!
次回予告。
首都高速を着々と飛ばす和也。しかし、その後ろからは2台の黒いCBR900RR…。
黒い悪魔の魔の手に、和也が取った方法とは?
ムネオは無人君にて無事に金を借りることに成功。
さて、それからのムネオの行動は?
乞うご期待!
129 :
774RR:02/06/05 22:45 ID:Le4cVC+l
和也・・・・忘れたのか・・・・・・?
スピードのむこう側を・・・・!またあの声だ。和也はずっとこの声に悩まされていた。
急速にまわりの景色が加速してゆく。黒い2台はそんな和也をあざ笑うかのようにパス
していった。ちっ 舌打ちしながら和也はその声に問い掛けた。
次の分岐はどっちに行ったらいいんだ?俺金もってたっけ?
声は答えてくれない。和也は唱えた。
「魅入られた魂に大福モチ!!!」
すると予想だにしない事が!!!
「知ってるかい。金を借りると利子がつくんだよ」とひげ面のおっさん登場。
「ムネオくん、君の姓名判断は最高。政治家にならないか。僕と一緒に
北海道を開拓しよう。多くのライダーに感謝されるよ。金も儲かる」
なるほど、政治家も悪くないな。とムネオは思った。
よし、政治家になって北海道を買いたたこう。
131 :
ムネヲ:02/06/05 22:54 ID:etROnBoG
「北海道に行く前にバイク買わないと格好悪いよな・・・」
132 :
774RR:02/06/05 23:02 ID:MD4V42C0
よし!トモス買おう!
133 :
774RR:02/06/05 23:11 ID:HNPJuflm
ムネヲ
「そうだ!!北海道は広いしツーリングするならバイク乗りは絶対来る。
その時にライダーが気軽に泊まれる様な施設が必要だ!!
うーん、オレって何て気が付くんだ!!我ながら惚れ惚れするところでありますな。
よし!!オレがココは一つ施設を造ろーじゃないか!!
どうせお金はオレのじゃないし、でも感謝されるのはオレ。
その施設の名前は・・・・」
134 :
98:02/06/05 23:19 ID:gE4nQ/VH
潮風の強いコンテナの上で座りながら無意識のうちに爪をかんでいる少女がいた。名前をミナという。
本名は相原美奈。今年で高校2年になる。ミナの外見はどこにでもいそうな普通の遊び好きな女子高生であった。
だが、実際は心を病んでる病人でもあった。彼女が小学5年の頃に両親は離婚。そして母親が子供のいる男と結婚し
思春期の多感な頃に複雑な家庭で過ごすことを強いられたのだった。同居するようになった新しい父親は子供のしつけには
厳しく、特にミナには容赦なかった。そして父親の連れ子達やミナの母親まで彼女を責めるようになったのだった。
中学に進んだミナはそれでも心のバランスを保っていたのだが、義理の兄弟達によってあらぬ中傷を誘発され、友達関係まで
壊してしまうことになった。家庭で安らげる場所がなく、学校や友人に安らぎを得ようとしていた幼い少女が唯一の拠り所を
失ってしまったのだから、後は坂を転がり落ちるように非行の世界へと進んでしまった。
暴走族との交遊、援助交際、クスリ、、だがそんな中彼女を立ち直らせるきっかけを作ってくれた人がいた。
彼女の中学の教師だった水野先生である。彼女は担任でもないのに、どこかで経緯を知ったらしく苦界へ身を投じる彼女を
救い出そうとしたのだった。そんな水野先生の情熱にほだされたミナは少しずつではあるが立ち直り、高校進学を果たしたのである。
そして仕事で忙しい父との同居にも慣れたミナのもとへ悲しい知らせが届く。全幅の信頼を寄せていた水野先生が急死してしまったのだ。
ミナの心は再び平衡を崩してしまう。だが、今度は情緒不安による性衝動がひどくなったのだった。
高校には通うものの、泊まる場所を転々と変えながら毎日を送るミナ。和也と出会ったのも調度その頃だった。
イージーな関係で終わると思っていたミナだったが、和也が枕話にした彼の学ぶ分野で特に素人にも面白いだろうという事柄を
聞いてるうちに不思議とミナの心が平静を取り戻し、和也と最後に寝て以来男とは寝ないでも平気となっていた。
「おい、お前そんなトコにいると風邪ひくぞ。」乱暴な言い方でミナに呼びかける一人の男が、ミナの思考を中断した。
135 :
774RR:02/06/05 23:20 ID:tAJGAkrH
ムネヲは思った
98は淡々と小説を書き続けているのだと・・・
136 :
ちんぽ刑事 ◆17cm1c86 :02/06/05 23:21 ID:GHZimnGv
次は〜、松の台。忘れ物にはご注意ください。
忘れ去られるくらいならいっそ憎んでほしかった。
ああ、今夜だけ。Kiss Me ベイベー
137 :
774RR:02/06/05 23:36 ID:IWvTIErg
ムネヲは思った。
いや、きっと98はオレのことも考えてくれている筈さ。
走れメロスの如く、98を信じきっていた…。
だが、オレはライダー。走るのはあくまでバイクさ。
138 :
774RR:02/06/05 23:39 ID:IWvTIErg
ムネヲはヒラメイタ!
そうその施設の名前はムネオハウスと名づけよう!
139 :
774RR:02/06/05 23:39 ID:9VNcH+Bn
賢治は思った。
彼らを勝たせてやりたい。
そして花園に連れて行ってやりたい。
テケテケテケテケテケテケテケテケ チャッチャーッチャチャッチャーンッチャッチャッチャーッチャチャチャーチャ
ッフッフッフフーーーハーハー♪
ムネヲは2chブラウザで98をアボーンした。
「これからは俺の時代だ!」
手始めに北海道に施設を作り「ムネヲハウス」と名付けた。
地元民「あれ?アホの坂田がいるぞ!」
141 :
774RR:02/06/05 23:48 ID:9VNcH+Bn
142 :
98:02/06/06 05:49 ID:eokP8E/6
「そういうことか、、、。」和也はニヤリとヘルメットの中でほくそえむと、8割ほどの本気で走る態勢を整えた。
シフトを2速に落とすと猛然と加速、そして3速→4速とシフトアップすると同時にエンジンの回転数をどんどん上げていった。
和也のR−1はさほど改造されてるわけでなく、マフラーをノーマルより少し甲高く抜けのよいモノをチョイスしてあることと
ブレーキシステムを強化してあることを考慮しなければあとはノーマルマシンと言っても差し支えのないものであった。
ただ、圧倒的な違いは1ヶ月ごとに全ての油脂類を交換し、細部の分解点検+クリアランスの保持をしていることだろう。
レイラード騒動のあと、東京でショップを開いた地元バイク屋の息子が彼のマシン整備を引き受けてくれたこと大きい。
和也もまたそれに甘えることなく、可能な限りのお金やバイク屋運営に関するサポートを提供し、両者はの関係はとても強いものだった。
和也は首都高速をメインで走ることはしていなかった。だが、それでも歴戦のストリートライダーとしての腕と
信頼のおけるマシンとの相乗効果で限界値ギリギリのスピード域でマシンを操る能力を発揮すると、追走する2台を
完全に引き離しはじめた。
最初、プレッシャーを与えていたと勘違いをしていたCBRの2台ではあったが、徐々にその差が開くうちに
その心理が追いかける者から引き離される者へと変化すると、追撃の余裕が失われはじめた。
精神面でのこの変化はレース状況においてもかなり差となる。
本来ならば耐久性を捨ててスピードを取ったチューン済みのCBRは和也のマシンに遅れを取ることもなかったのだ。
だが、和也はマシンを知り尽くし、コースを知り尽くしていた。トータルでの戦闘力は和也に分があったことに気づくのが遅れたのは
CBRの誤算であったのだろう。次第に自分のライディングができなくなるCBR2台。和也はコーナー、路面状況、車両など
全てを視野にいれて可能な限りのスピードで首都高速を走りつづけた。甲高い3台のエキゾーストが咆哮をあげていた。
143 :
774RR:02/06/06 06:16 ID:AtsYUkCB
けたたましいドルヴィ・サウンドが俺の魂を
急激に体に結びつける。
カーテンの隙間から覗く朝陽。いつもどおりの、朝。
目覚まし代わりのドン・フライテーマ曲“Chaos B.C”にのり
整備中でフレームと動力元だけのSRVが占拠し、
バイクパーツで散らかった部屋の数少ない足場を
完全に覚醒してない体でギコちなく渡り歩き、サイフォンの前。
しかしヤマハRS缶につまづいてこけたムネオの朝だった。
144 :
774RR:02/06/06 06:20 ID:G95M/3Ty
143は一人称なのか三人称なのかはっきりしませんな
しかしムネオはめげなかった
146 :
774RR:02/06/06 10:52 ID:dVR1rhNv
だがカツオはめげた
ねぇさんひどいよぉ
147 :
774RR:02/06/06 19:02 ID:DEteSxC3
なーんじゃ、カツオ。
またサザエをからかいおって。
(AAなし)
148 :
774RR:02/06/06 19:03 ID:DEteSxC3
ちがうよ、姉さんがいじめたんだよ。
149 :
タラオ:02/06/06 19:04 ID:SR/hR0Ze
カツオにいちゃん、うそついてまちゅ。
ぼくみてたでちゅ
カワサキのオートバイにまたがって、ぼくはにぎりめしを食べていた。
サイド・スタンドが雑草をまきこみ、土の中にすこしめりこんでいた。
151 :
774RR:02/06/07 00:42 ID:qFMQK/3C
和也は美奈に言った、「俺が…死んだら…。あの子の時みたいに、心臓マッサージしてくれよ。あの子の時みたいに…助かってって、神様に願ってくれよ…そうしたら俺はきっとあの子みたいに生き返るから…」
和也の鋭利なナイフをもった右腕が…水平に動いた、瞬く暇もなく、一瞬の内に。美奈はその瞬間、嗚咽まじりの悲鳴を発し、俯き。俺は…。
あぁ、あんなに血がでてるのに…。
152 :
98:02/06/07 07:33 ID:WwrkkqVT
炎上するドゥカティモンスターを尻目に満身創痍の和也は渉を追い詰めた。
工場の中で命乞いをするこの小男のせいでたくさんの仲間や罪も無い人間がただ平凡に生きるという
行為さえ妨害されて人生を狂わされたと思うと、悲しみの混じった怒りが和也を支配した。
手にした銃を渉に向けると和也はなんのためらいもなく引き金を引いた。
銃声がこだまし、そして後に汽笛が重なった。
病室に着いた和也はミナを見舞った。ミナは努めて明るくふるまっていた。
和也は言った「俺達ちゃんと付き合わないか。」
ミナは最上の喜びを表してうなずいた。「不細工な顔するなよー」和也は茶化してそしてキスをした。
工場跡に到着した警察は小便をもらしてうずくまってる渉を逮捕し連行していった。
彼の傍には弾痕が残されていたが、ある刑事の計らいで調べられることはなかった。
こうしてレイラードの遺産に関しての全ての事件は幕を閉じた。
不幸にも関わった人間もそのほとんどが立ち直りを見せてることを知り和也は少し安堵していた。
そして修吾に思いを馳せていると「ねぇ、あそこ行って何か食べよーよ。」
無邪気に彼を誘うミナの声で夏の日差しの射し、開放的な出で立ちの若者であふれかえるセンター街を
和也はミナを追って歩いて行った。
<了>
153 :
みむら:02/06/07 08:29 ID:oydZ7uZQ
終わりかよ!!
154 :
774RR:02/06/07 09:57 ID:myY6cRvs
そして警察は渉の尿を採取した。
非常に多くの淡白が検出されたので
K察病院に入院。
オナニーのしすぎと判明した。
しかしDNA鑑定の結果、
王古事件の下着に付着した体液のDNAと一致。
再び警察は事件を洗いなおす・・・
155 :
774RR:02/06/07 22:27 ID:0sbtPk+j
こんな結果とは・・・
156 :
みむら2:02/06/07 22:30 ID:/5YuCEcG
乾いた銃声がヤツの頭を貫いた。
158 :
774RR:02/06/07 23:13 ID:0sbtPk+j
みんな
98の小説に期待してたよね
161 :
774RR :02/06/07 23:28 ID:IPecWcSm
ある朝、オレはいつもの様に峠を走っていた。
ココはオレの地元だ。コーナーも一つ一つ知っている。そう、路面のシミも荒れ具合もだ。
自分で言うのもなんだが、常連の中でもトップクラスだと思うね。
さあ、今日もかる〜く朝食前に流していこうか!!って走っていたさ。
ところが思わぬ事がっ!!!
オレ様に付いて来ているバイクが居る。コレは正直驚きだ!!!
バイクは判らないが、どうやら初めて見る奴だ。
軽くいなそうと思い、アクセルを開けちょっとマジモードに。
ところが、コイツは離れる所か接近してくる。
ま、まさか幽霊か?とも思ったが、そりゃーあまりにも非現実だ。
これは紛れも無く現実に起こっている事で、信じたくないがコイツはチョッ速だ。
もち、オレもマジバトルモードに突入!!!
ココまで書いてネタ切れだから、続きは誰か文才のある奴書いてくれ。
162 :
774RR:02/06/07 23:30 ID:/5YuCEcG
98とはえらい違いの文章だな。
163 :
774RR:02/06/07 23:32 ID:IPecWcSm
164 :
774RR:02/06/07 23:47 ID:OgSaGA5+
もち、オレもマジバトルモードに突入!!!
しかし、次の瞬間派手にギア抜けを起こしちまった。
そんなオレをあっさり抜いてゆく後続車。
まぁいい、今日の所は見逃してやるよ。俺はプロだからな。
本気を出せばだれにも負けない。リッターもぶっちぎりだ。
人はオレを「17才」と呼ぶ。
165 :
17才:02/06/08 00:07 ID:yFdUG24C
家に着けばさっそく2chでカキコだ。
「今日は峠でバトったよ。当然楽勝だぜ」
はぁ・・・また嘘ついてしまった・・・。
どうして俺はこんなにも嘘をついてしまうのか
初めて嘘をついたのは小学生1年生の・・・
「オサムゥ〜御飯よぉ〜」
ちくしょう!うるさいババアだ!
せっかく俺がセンチに浸っているところをよぉ!
さてと、今日の飯はなんだろな。
そしてなんだかんだで死んだ
〜〜完〜〜
167 :
774RR:02/06/08 00:12 ID:PA00A7XZ
おい!
168 :
774RR:02/06/08 00:14 ID:H159B9nY
前のバイク、止まれ!
169 :
774RR:02/06/08 03:13 ID:cK2wMLZe
170 :
774RR:02/06/08 03:23 ID:JISyYWW9
>>98 おもしろすぎ!滑稽!
何おまえ!!!?
アハハハハッハハハハハアハッハハハッハハハハハハハハッハッハハハ!!!!!!!!
171 :
774RR:02/06/08 03:27 ID:JISyYWW9
>>98 レイラードぉ〜〜〜〜!!!!!!!!!!??????????????
何それ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜???????????
ア葉はハッハハはハハハハハハは母はハッハはハッハハh!!!!!!!!!!!!
面白すぎ!!!!!!!!!!!!!!!!!
滑稽すぎ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あんた、お笑い芸人になればかなり成功するよ!!!!!!!!!!!!!
あはははははははっははははあはっははははっはあっはははははははははっはははははははははっははははははははっははははははh
あっはははははああっははははははははっはははははは
172 :
774RR:02/06/08 03:37 ID:JISyYWW9
>>161!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おまえ、最高!!!!!!!!!!!!!!!!!!
面白すぎ!!!!!!!!!!!!!!
滑稽すぎ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヴァカ丸出し過ぎ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何それ?チョッ速!??????????????
ア葉はハッハはハッハハはハアはハハ八はハハハハッハハはハハハハハハ
あはははっはははははあははっははははっはははははははははh
なんだよそれ!
おまえは生きる化石ですか!!!!!!!!!??????????
文才無いにも程があるだろYO!!!!!!!!!!!!
そりゃおまえ、当然ウケ狙いのネタだよな!????????????
じゃなきゃ犯罪だよそんな文章!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺が笑い死にしたらおまえを恨むよ!????????????????????????
いい??????????????
あはははははははははあははhっはははははははははっははははははははははははh
亜ジャハハハハッハはハハハハアハハアッハハハはハハハああはっはははははhqははっははははっは
亜ハハハハッハはハッハはハッハハはハハハハッハ八はハアあっはははははははあははああははははあh
ああっははははは
腹痛すぎ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜^!!!!!!!!!!!!
あはhっははははっはははははっはははははhっはははは
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
173 :
:02/06/08 03:38 ID:cif22IqQ
∧ ∧
/ ヽ、/ ヽ、
/ / ヽ_
, '´ ::::::::::::ヽ、
/ ::::::::::ヽ
i ::::::::|
| ::::::::|
ヽ ・ ・ ヽ :::::::/
丶 :::::::< ヤダモン・・・
| :::::ヽ、
| :::r l...
| :::|,,ノ::::::::.......
| __ :::|-─-‐ ::::::::::...
| | | ::|::::::::::::::::::::::::::::::
ヽ___ノ ヽ__;ノ::::::::::::::::::::::::::
174 :
774RR:02/06/08 13:27 ID:zHyr7WOz
↑かわいいな、おい!!(藁
175 :
774RR:02/06/08 13:29 ID:JBi8F2El
176 :
774RR:02/06/08 14:26 ID:IR6DkVht
177 :
98’:02/06/08 16:46 ID:+kBmarlh
仕事を終えた安田は同僚の飲み会の誘いも断り、家路を急いでいた。
帰宅途中の学生やサラリーマンでごった返す山手線と小田急線を乗り継ぎ
二ヶ月ほど前に越してきたアパートメントにたどり着くとまずはシャワーを浴びた。タオルで濡れた髪をふきながらソファーに座ると
それから、愛用のマールヴォロに火ををつけ深々と肺に吸い込む。
半日ぶりのタバコで少し目がチカチカしたが、安田は気に留めなかった。
ベランダに出て少々冷たくなった夜気を吸いこむと体を震わせて気持ちを切り替えた。
引き締まった体にタイトな下着を身に付け、革ジャン、革パンツを着ると愛用のヘルメットアライGTAVを小脇に抱えて
部屋を出た。そして階下のガレージに置いてあるGSX−R1100SPへと向かった。
「今日こそは・・・。」決意をにじませ安田はつぶやいた。
178 :
774RR:02/06/08 17:33 ID:WGbldb98
宗男は思った。
いつになったら俺はゼルビスターボ神奈川仕様をかえるのだろうか?
もしかしたら忘れ去られているのか?
俺はこのスレの主人公じゃなかったのか?
まぁいい。今は何も考えず北海道開拓で資金を集めるだけだ。
その収益でゼルビスターボ神奈川仕様を買う。
そのことだけを考えてていればいい。
しかし、事態は宗男の思うようにはいかなかった。
なぜならば・・・!
宗男は試験的に3台だけ製作された、ZX−9999Rのテストライダーに選ばれていたのだ。
ゼルビスなんぞにうつつを抜かしている場合ではない。
よし、このテストをクリアすれば、報酬でゼルビスなんて何台でも買えるぞ。
待っていろ神奈川仕様。宗男は、意気揚々とメーカーの門を叩いた。
>177
スペルから考えてマールボロであってマールヴォロではないと思う。
続編に期待。
182 :
774RR:02/06/09 00:38 ID:waM2Hqp7
そしてとうとうテストの日。
充分に暖機されたZX−9999Rの試作機が宗男の前で激しく唸っている。
水冷直四9999cc、最大馬力は1000psを超える。
もし、このバイクが完成したならば、バイク史そのものが大きく変わってくるだろう。
宗男はその化物バイクに跨り、クラッチを握る。
そしてギアを1速に入れ、軽くアクセルを捻る。
一段と高くなったエンジン音を確認し、宗男はクラッチを繋い・・・
・
・
・
記憶が途切れ、気がつけば宗男は病院のベッドの上にいた。
183 :
774RR:02/06/09 01:47 ID:KRodxMJs
遠くの方から、聞き覚えのあるダミ声が聞こえてくる。
「まぁそのぉ〜」
真紀子だ・・・
184 :
774RR:02/06/09 02:18 ID:3l4EKq1n
>>177 短編でイキナリ説明もなく人名出すのは如何なものかと思います。前から気になったので。すマンコ。
185 :
774RR:02/06/09 13:22 ID:KRodxMJs
>>98は実は荒らしだという事に、宗男はまだ気が付いて
いなかった。
186 :
774RR:02/06/09 14:02 ID:ysUoKQY/
枕元で林檎の皮を剥く真紀子。
真紀子「今回の事故はマスコミシャットアウトにしてありますので御心配なく。」
窓の外を見ると一枚だけ葉のついた木が生えていた。
ムネヲ「あの葉っぱが落ちたとき、俺は・・・。」
187 :
774RR:02/06/09 15:37 ID:7kdupOKz
窓の外を見ると一枚だけ葉のついた木が生えていた。
ムネヲ「あの葉っぱが落ちたとき、俺は・・・。」
真紀子「馬鹿な事を言ってんじゃないの!!あんたが氏んだらムネヲ号はどうなんのよ!!」
ムネヲ「・・・はっ!!そうだ、ムネヲ号を忘れてた。そう・・・あのスーパ−バイクが・・」
188 :
774RR:02/06/09 15:42 ID:FpK2U9Qs
謎の声「ふふ、よく聞くのです。
今から角砂糖を入れなさい
速度が50キロアップしますよ」
はっ!?・・・
汗とともに宗男は飛び起きた。
「今のは夢か・・・」
それにしても、今の声は??
「真紀子!!真紀子〜!!角砂糖ぉぉ!!!」
190 :
774RR:02/06/10 10:03 ID:z2HkP+8K
「砂糖はおひとつですよね?」下半身だけ裸のまま真紀子は聞いた。
「いえ、佐藤は46歳です」と信哉は答えた。
「そこのところをですねぇ、ちゃんとしてもらわないと」と宗男は言った。
「ハウスへカエレ!」真紀子は言った。フトモモに結構多めの汁を垂らしながら。
191 :
774RR:02/06/11 13:17 ID:o+qFoxn2
ウォームアップを済ませたマシンを駆り、首都高でも比較的長いストレートにさしかかると
日常では考えられないほどの角度までスロットルを回した。
足元からは野獣の雄叫びのような咆哮が聞こえると同時に目前の視界が一挙に狭くなった。
非日常的な世界へのステップだった。
192 :
774RR:02/06/11 18:32 ID:Srdhg8Yw
ハウスへ帰ることにした寂しい宗男は
最近やたらと2ちゃんで話題の信哉さんの顔を思い浮かべながら
・・・漏れは怪我こそしたが、瞬間的に音速を超えたぜ。
・・・300Km/hで喜んでる甘ちゃんとは違うんだよ・・・
そんなことを考え込んだ挙句に、溝に片足を落としてコケた。
「うぎゃっ・・・た、た、助けてくれ。」
そう助けを請う宗男の目の前に現れたのは・・・
ゼルビスターボ神奈川仕様に跨った荒らしコテハン、
「MBX80」であった。
「よう、何やってんだ宗男よ。漏れは今から入倉さちこのところへ
クンニごっこしに逝くんだよ。」
193 :
774RR:02/06/12 14:18 ID:X1KOyfxm
MBX・・・無言のまま空を見ていた。
ガンッ・・ボキャッ・・ガボボボボゴワッ
そこに現れたのは、2代目ガルーダの佐東だった。
見つけたぞォ MBX 殺し合いじゃ!?
ゴールは鎌倉、走り出したら何でもありじゃ。 ボケッ
こうして、全開殺し合い行動バトルが始まった。
佐東はアマゾネスに乗っていた。
ここ絶対コテハンがいるぞ〜
195 :
774RR:02/06/12 14:37 ID:THifX1L3
「あたしね、理想の彼氏って、兄ちゃんなんよ。」
「なんだよ。それ?」
「だーって、小さいときはホントに兄ちゃんのお嫁さんになるって思ってた。」
私はその言葉を聞いたときに思わず、妹をぎゅっと抱きしめてしまいました。
妹も、私の顔を見つめています。
しばらくしたら・・・妹は目を閉じてキスを待つような顔を・・・。
私も何の違和感もなく妹の唇に自分の唇を重ねました。
その瞬間、何かの糸がプツッと切れたのです。
私は妹の首筋へ自分の唇を這わせ、さらには両手で妹の胸を後ろから揉んでいました。
妹の息づかいがだんだん荒くなってきます。
妹は私の手をのけると・・・何と自分からタンクトップを脱ぎ去り、
ブラも取ってしまいました。私の目の前に妹の裸体が・・・。
私は妹の胸にむさぼりつき、乳房を揉み、乳首を愛撫し、
さらに下も全て脱がせ全裸にしていました。
妹もわたしのシャツを脱がせ、気がついたら私も全裸にされていました。
もう、そこには私の妹はいませんでした。
私の腕の中にはとても愛しい女性が一人。
そう、このとき、私は妹を抱いたのではなく、一人の女性を抱いたのです。
妹の全てを愛撫し、妹も私の全てを愛撫し、そして一つに繋がりました。
今まで、何人かの女性とセックスはしましたが、
これほど燃え上がるセックスは初めてでした。
兄妹という血のつながりがあるからでしょうか?
でも、この日を境に私は妹と同居し、今も恋人同士のように愛し合っています。
もちろん、実家の親はまさか、こんなことになってるとは思っていないでしょう。
でも、後悔はしてません。私に妹は「最愛の女」です。
196 :
774RR:02/06/12 15:20 ID:vQYIlUkG
ホントに妹に萌えるアホはいるのか?犬猫じゃねぇんだから。
もっとちんこたつような設定にしてください。童貞には想像でけんか。
(;´д`)ハァハァ ドピュッ!!
>>196は
>>195を読みながらオナーニを終えた
妹のいないアニヲタである
>>196は妹属性が強かったが、それを誤魔化すために
>>196をカキコしたのであった
・・・閑話休題・・・
さて、その頃ムネヲはZX−9999Rの試乗で命がけで手に入れた資金で
MBX80に買われたゼルビスターボ神奈川仕様に負けないバイクを買おうと
ハウスからはるばる上野へ来て徘徊していた
ワンマン社長の叱咤放送が流れるコーリソの店頭にバイクが色々展示されていた
そのうちの1台にムネヲの目が釘付けになる
「こ、これだっ!これならゼルビスターボ神奈川仕様よりカコイイ!!」
明らかに周囲から浮かび上がっているそのバイクとは・・・
198 :
774RR:02/06/13 00:06 ID:o8bh2C95
age
199 :
774RR:02/06/13 00:58 ID:tF/nrXle
これは!!トモス!
200 :
774RR:02/06/13 01:37 ID:KvOurVxD
200ゲト
201 :
774RR:02/06/13 22:50 ID:c59eFfUs
これはトモスというモペットだな
オサレぶった勘違い姐ちゃんの乗り物だ。漏れには似合わないぜとムネヲは思った。
そう、ムネヲが気に入ったのはトモスの隣にあるコーリソでカスタムコンプリートされたマジェスティーだった。
じっと見ているムネヲに店員が声をかけてくる。
店員A「お客さん、お目が高い!そのマジェスティーごっつうエエでっしゃろ。
雑誌も取材に来たうちのデモ車でっせ。カスタム代だけで30万はかかってまんがな。
それを特別に売っちゃいまっせぇ!どないだっか?」
ムネヲ「あの、お幾らでしょうか?」
店員A「車両代+パーツ代+工賃で100万は超えてるけど、この際85万でどないだ?
早う決めんと売れてまうでぇ」
ムネヲは迷っていた。一般人が乗るには恥ずかしい程の改造されたマジェ。
確かに目立ちそうではある。しかし白バイにもマークされるという諸刃の(以下略
ここは思い切って・・・
202 :
ZZRの17歳:02/06/13 23:35 ID:zkC7VitH
しかし宗男は「ラブホに行くならやっぱりスーパーカブだろう」と考え出したのである
夢にまで見た真紀子とのタンデム、まずは真紀子のためにヘルメットを買わなくてはと
バイク屋でAraiのラパイドを買った、
しかし50ccではタンデムできないと気がついたムネヲは
スーパーカブを極限までボアアップすることを思いついた!
しかし「エンジン載せ変えた方が安いよ」と言われ
エンジン載せ変えを交渉したが「大きなバイク買ったほうが安いよ」と言われ
結局、ボスホスに手を出してしまうのであった。
204 :
774RR:02/06/14 01:19 ID:nqsDZUPH
ボスホスに乗って気持ち良く真紀子を迎えに走っていた宗男
しかし、R6に乗る豚姫にコーナーで千切られてしまった。
糞ぉ、こうなったらR6に勝てるバイク買ってやるぞ と宗男は誓った
205 :
ZZRの17歳:02/06/14 01:50 ID:XKoVBIL/
そして買ったバイクはXJR400Rアップハン仕様だった。ムネヲは少しでも真紀子を
乗せやすいようにロケットテールをつけ、シートも張り替えたのだった
しかしこれではR6には勝てないとムネヲは慣れない手つきでイリジウムプラグ、
ホットワイヤーを交換。それに燃料はガイアックスを使用。ムネヲは言った
「これでR6には勝てる。」しかしこのことが真紀子にばれてしまった
そして「あなた、これでR6に勝てるなんてウソを私についたの?」
「ウソをついたなどという表現はやまてもらいたい」と口喧嘩が始まった
そこへムネヲのライバル、清美が現れた・・・
何故かゼルビスターボ神奈川仕様に乗って。
清美は第三京浜を鬼のように飛ばし、永田町自民党本部の前に来ていた
真紀子は清美が来るなり激しい形相でにらみつけた
そこで真紀子が口を開いた
「ムネヲさん、清美と勝負よ!」
この言葉を聞いたムネヲは・・・
くだらねぇな
209 :
774RR:02/06/14 09:30 ID:aZZGBZoM
と、呟いた。(と、無理やり繋げてみるテスト)
210 :
774RR:02/06/14 12:30 ID:I1L51nwk
「そんな事より清美よ、何故ゼルビスターボ神奈川仕様に乗っているんだ?
MBX80が乗ってる筈じゃなかったのか?」
宗男は問いかけた。
だって、MBX80さんっておかしな事ばっか言ってるんですもん。
たとえば・・・
212 :
774RR:02/06/14 13:29 ID:j9UVag56
「清美、愛している。
漏れの肉棒で昇天させてやるぜ。」
それを聞いたあたしはマムコがジュンと濡れちゃったの
213 :
774RR:02/06/14 18:34 ID:VWe4K4gK
清美
その後セクースしたんだけど、MBX80ったら
私の中に入れて上にまたがって
「俺のかっこいいハングオン」
とか言って横に乗り出すのよ。チムポ抜けそうになっちゃったわ
でもMBX80ってバイク乗せると遅いけど、射精は早いのよ
セクースで骨抜きにしてゼルビスターボ神奈川仕様を貰ったのよ
214 :
774RR:02/06/14 20:32 ID:f012F/MN
清美と勝負をしている夜、後ろから一台のバイクが・・・・・
清美と俺はあっさりぬかれてしまった、・・・・そう、やつの姿は
はっきりとは見れなかったが、サイドカウルに「藤原とうふ店」と・・・・・
しかし、抜かれた原因が判らない。
俺は、レッドゾーン限界まで回していたというのに
215 :
774RR:02/06/14 21:46 ID:83xfrZRP
次の赤信号で何とかそのバイクに追いついた。
紫メタに白の3段シート、ロケットカウル付きのチバラギ仕様のZ400FX
何と白の特攻服を着た真紀子が乗っていた。
それにしても何故抜かれたのだろうか・・・
よく見るとFXにはあの伝説の集合管、ナカムラのタキオンが付いていたのだ。
真紀子がゴッドファーザーの7連ホーンを鳴らして小気味いい音でコールする。
交差する信号が赤に変わった。
当然の様に3台でシグナルグランプリが始まる・・・
216 :
774RR:02/06/15 03:17 ID:TV5+CYNZ
真紀子は豆腐屋の娘だったのか(藁
217 :
774RR:02/06/15 06:28 ID:Gc1WKIL0
『何故真紀子が特攻服を?』ムネヲは考えたが、その思考が、まとまる事はなかった。
その瞬間信号が、青に変わる。
ムネヲは、2台に先行を許してしまう。
3台は、街中をすり抜けて行く。
そしてヒートアップした清美と真紀子は、峠へと舞台を移そうとしていた。
「夜の峠では、俺が最強だ」17祭のようなセリフをムネヲは叫んだ
218 :
774RR:02/06/15 12:36 ID:MGvFLEvu
ムネヲはフェックスがコーナーに差し掛かるのを、真紀子の特攻服に刺繍された
「秘書給与流用上等」の文字を見つめながら後ろを走っていた。
と、「カメッ!」というかけ声を真紀子があげてFXをバンクさせる。
ぬわんと真紀子はしげの秀一ヲタクだったのだ。
これでサイドカウルの藤原豆腐店の文字の訳がわかった。
キモイヲタクだなとムネヲは自分がCCサクラヲタである事も棚に上げて
つぶやくのであった。
直線で後ろからヒューンというタービン音が迫って来た。
次のコーナーで清美がインから差そうとフロントを突っ込んで来る。
なにくそと思った瞬間、リヤがズルッとスライドする。
見る間にガードレールが迫って来る。下は谷底である。
カウンターを当てるが立て直せるかどうか・・・
219 :
774RR:02/06/16 07:27 ID:O402LatB
RTムネムネ会の01(ゼロワン)としてはこんな所で転ける訳にはいかない。
Gジャン背中のワッペンにかけても・・・
220 :
774RR:02/06/16 07:38 ID:bf1IXHpa
tesuto
221 :
774RR:02/06/16 08:36 ID:O402LatB
222 :
774RR:02/06/16 08:37 ID:xsWh48Ls
現在僕は高校2年、妹、早苗小学6年です。
妹が小学3年になった位から女性として意識していたと思います。
一線越えるのを毎晩、妹の寝顔や下着類で歯止めをかけてました。
しかしインターネットを始めて沢山の方が居るのを知り先月想いを
ぶつけてみました。
うちの親は町内の旅行で留守でしたので、夜、裸で部屋に行きまして
寝てる早苗にまたがり、「早苗、早苗」と声を掛けて起こしました。
そして「兄ちゃん、早苗の事好きで我慢できんでゴメンな」と声を
掛けてキスしました。
早苗は激しく抵抗しました。
ですが僕はもう止まりません。今までの想いをぶつけます。
憧れの妹、体の隅々まで丹念に愛撫しました。
早苗を見ると泣いていましたが私は「ゴメンな」しか言えませんでした。
挿入前の愛撫は丹念にして、ほんとにゆっくり挿入。
早苗は凄い声で泣いてました。
僕は直ぐに出してしまいましたが、早苗をしっかり抱きしめて腰を
振り続けました。
そして1時間程行為を続け、最後に体を拭いてやりました。
その後、嫌がりましたが添い寝して朝まで真剣に想いを話しました。
僕は話しながら泣いてしまい、そんな僕に早苗が
「お兄ちゃん、もう分かったよ」
と抱きしめてくれました。この時はもう死んでもいいと思いました。
それからは毎晩深夜に愛し合えるようになりました。
225 :
774RR:02/06/16 13:52 ID:bf1IXHpa
ageて見る
226 :
774RR:02/06/16 22:48 ID:JebTGUdO
222の一族です。
この度は、一族の一人「222」がとんでもない過ちを犯してしまい
一族を代表して深くお詫びを申し上げます。
私どもは、夜行性です。明るいバイクの世界など憧れの世界なのです
日々ひきこもり、近親相姦の妄想にひたり一日を過ごしています。
222もそんな一人でした。きっと明るい世界に飛び込みたかったの
でしょう。しかし、皆様に迷惑をかけることは重刑に値します、
よって222をつれて帰り当一族で厳重に処罰いたしまして、二度と
、もう二度と皆様にご迷惑をかけるような事は無い と思います。
いえ、させません。
繰り返しになりますが、222がご迷惑をかけまして本当に本当に
申し訳ございませんでした。
ほら!222、↓の入り口から帰って来い!
http://www.kinshin.net/index1.html
227 :
774RR:02/06/17 07:16 ID:l36PCPeu
test
>>219 続き
グワッシャーン!!!
こらえきれなくなった宗男はとうとう転倒してしまった。
バイクを投げ出す様にしたおかげで何とか崖下への転落はまぬがれたみたいだ。
したかか路面を転がり滑り、ガードレールに打ち付けれられてしまった。
足が有り得ない方向に曲がり全身に痛みが満ちている。
真紀子の7連ホーンの音が遠ざかっていく。清美はその後を追って行ってしまった様だ。
対向車線を走って来たバイク(どうやらリッターバイクらしい)が急停止し、
降りたライダーが宗男に駆け寄って来る。
「オーイ、大丈夫か?」
宗男はライダーの方へ頭を向けた。が、あまりの激痛に意識が遠のいていく。
薄れゆく意識の中で虚飾を捨てて本心からの言葉を発した。
「さ、さくらタンのエロ画像キボンヌ・・・・」
それだけを絞り出すように言って宗男は気を失った。
229 :
774RR:02/06/18 21:44 ID:0J407hZ5
age忘れ
230 :
774RR:02/06/18 22:12 ID:Hi2j6q4t
赤い。目の前が赤かった。
ムネヲが意識を取り戻したのは総合病院のベッドの上だった。
瞼を通した病室の蛍光灯が、ムネヲの目に赤く映っていたのだった。
ムネヲは恐る恐る目を開けようとした。ここはまだ現世なのか。
蛍光灯とも思える眩い光は違う世界の光なのでは無いだろうか。
そんな事を思いながら目を開けるムネヲ。まず目に映ったのは清美だった。
「しぶといわねぇ」
清美は苦笑いしながらそう言った。
「先生呼んでくるから」
清美はそれだけ言うと病室を出て行ったようだ。
ムネヲはぼんやりしていたが病室に一人取り残されると思うと焦った。
世界に一人取り残される様な……そんな恐怖がムネヲを襲った。
不意に体を起こそうとする。その瞬間に足に激痛が走った。
……どうやら足が固定されている。腕も肩から先が動かない。
清美は気づかずに出て行ってしまった。ムネヲは痛みで恐怖を忘れ、
記憶の整理を始めようともう一度瞼を閉じた……
232 :
774RR:02/06/19 07:16 ID:Jb/x6SqD
age
233 :
774RR:02/06/19 13:30 ID:GcMEJtXa
>>230続き
ムネヲはさくらたんと出会った時の事を思い出していた。
ある夏の暑い日、先輩の小沢一郎が日章旗カラーのGT380で迎えに来た。
スガヤの集合チャンバーからバランバランと白煙を吐いている。
スワローハンドルにセレクトのバックステップ(当時物)フロントには
旗棒が付いている。
2ケツで向かった先は有明であった。そう、ヲタクの祭典、コミケである。
ムネヲ達はオナーニのおかずのエロ同人誌をしこたま購入するために来たのだった。
真紀子はやおい好きの腐女子だったのでその日はコミケに来てなかった。
セーラームーンのTシャツにブリーチのGパンでハァハァと汗をかきながらブースを廻る。
とあるブースで買い求めたのがCCさくらの変態ロリコン同人誌であった。
表紙を見るなりティムポから我慢汁が出る程に興奮し、その後はコミック、LD、
フィギュアと揃えだし、抱き枕まで購入してしまった。
「あぁ、さくらたん、ハァハァ・・・」
ムネヲは思い出すだけで息が荒くなり、知らぬ間に勃起してきた。
その時、ガチャリと病室のドアを開けて真紀子が入って来る
「具合はどうよ?足やったんだって?」
真紀子はムネヲの下半身を見つめる。
「あーら、右足は折れたみたいだけど真ん中の足はずいぶん元気みたいね(藁」
「うぐぅ」
ムネヲは下を向いてしまう。
真紀子「あんたのティムポはどうでもいいとして、あの日助けたライダーが見舞いに来てるわよ」
ムネヲ「えっ、お礼を言わなくては」
真紀子「なんか、2chのバイク板コテハソらしいわよ」
「中へどうぞ」真紀子が招く。
のそりとその人物が病室に入って来た
「あっ、あなたは・・・」
234 :
774RR:02/06/19 14:40 ID:86vWGZt+
「こういう者ですが」
男は胸元から黒い手帳を取り出した。
235 :
774RR:02/06/20 04:21 ID:MMoCHk/T
あげ
236 :
774RR:02/06/20 07:35 ID:0rzaHBSX
>>233つづき
あっ、あなたは!ティムポ刑事さん!
ティムポ刑事「ちがうよ」
238 :
774RR:02/06/20 23:27 ID:cUfkp6yn
age
漏れのマラが最早
240 :
マ八ラ人ダー:02/06/21 06:33 ID:G9gmo1mX
241 :
まじ?:02/06/21 06:35 ID:mpmbRgyn
242 :
774RR:02/06/21 13:52 ID:d4O0ZqgQ
>234から
宗男は男の差し出した手帳を一瞥すると言った。
「あんまいいデザインじゃないな。間に合ってます」
244 :
774RR:02/06/23 18:53 ID:VwOkSPNM
あげ
245 :
774RR:02/06/24 08:28 ID:37+tWSWo
ageてみる
247 :
774RR:02/06/26 07:07 ID:l5JCSELF
・・・
よく見ると警察手帳だった
249 :
774RR:02/06/26 13:46 ID:se+M4jGu
鄙びた温泉地
俺は宴会を抜け出し一人部屋に入りマッサージを呼んだ
来たのは40代半ばの高瀬春奈似の肉感的な美人
うつ伏せの俺の股間は熱く充血した
マッサージをしている最中にさり気なく下ネタを振ると満更でもない様子
一通りマッサージを終えると俺はずばり切り出した
「今晩どう?」
「こんなオバちゃんでも良いの?」
「構わんさ」
とそこで熟女は少し思案する表情で訊いてきた
「ねぇお客さん。母娘丼ってしたことある?」
俺は熟女の言葉に一瞬耳を疑った
「いや、無いけど」
「どう?してみない?」俺は一も二も無く同意した
熟女は40代娘は20代、いや10代って事も有り得る
「じゃあここじゃなんだから、私の家で…良い?」
そう言うと熟女と連れ立って家へ向かった
二十分も歩くと小さな家があり、明かりがついている
熟女は俺を寝室に通すと
「今呼んで来るから…」と部屋を出て行った
布団の上に座り少しの間待っていると奥がうるさくなった
そこへ熟女が顔を覗かせ
「お待ちどうさま」と女性を連れて入ってきた。
「これ私の母よ」
そこで宗男はベッドから飛び起きた。全身に嫌な汗がべったりと浮いている。
「夢でよかった・・・」
251 :
774RR:02/06/26 22:08 ID:GvnTKf7X
age
252 :
ミア:02/06/27 01:17 ID:HyJLFQmi
宗男は汗をながそうと浴場へと向かった。廊下を歩いていくと、
どこかでみたことのある顔がいきなり自分の前に立ちはだかった。
・・・誰だ?どこかでみたことあるような気がする。はて、誰だっけ?
するとその顔から思いもよらない言葉が飛び出した。
253 :
774RR:02/06/27 01:20 ID:4NkV45aW
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/ / ヽ-i i' /-l「ヽ┼+// ;; / やぁ、元気だったかい?宗男君
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人 ,,,,,,─''" ゙゙゙'''''''''''''''"~
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254 :
774RR:02/06/27 04:15 ID:g5JywjZo
そのそっけない言葉に忘れかけていた彼との思い出がよみがえった。
彼は私がバイクに乗っていたとき落とした財布を交番に届けてくれた人だったのだ。
その返事を聞いて宗男は一言…
255 :
ココ:02/06/27 04:19 ID:xWDlmODI
領収書くれと
言い放った
私はエンジンをかけた!
が、掛からなかった。
(完)
257 :
774RR:02/06/27 14:14 ID:cEL7VoYQ
どうやらバッテリーがあがっている様だ
ここは押し掛けするしかない
2速にシフトペダルを掻き上げてクラッチを握り走り出す
勢いのついた所でクラッチを繋げてやるとボボボ・・とエンジンに火が入った
ボワン、ブワンと空ぶかしをして暖気してやる
男が近づいてきてこう言う
「お金受け取っていないから領収書は書けないYO
それより手帳はどうなった?」
258 :
774RR:
男 「それ、カワサキだから2速に入らないYO」