★★★自転車屋専用スレ★★★

このエントリーをはてなブックマークに追加
412ツール・ド・名無しさん
388氏にしつも〜ん。
たとえばスプリング。これは弾性変形の領域で使用しているわけだけど、にもかかわらず
使っているうちに自由長が縮むよね。
いわゆる「へたる」という現象だけど、つまり弾性変形領域内であっても、繰り返し荷重が
掛かったり、あるいは荷重が掛かりっぱなしだったりすると恒久的な変形をする、って訳だ。
ってことは、スポークだって使用しているうちに僅かに伸びるんじゃないかと思うんだけど、
どう?
413388:01/11/06 09:07
>412

ばねは整形するとき圧延したり、曲げたりする。すると、
局所的に、塑性変形して応力が掛からなくなった場所と
塑性変形せずに残留応力が残っている場所がある。

ばねを焼き入れするのはこの残留応力を減少させる目的もある。

残留応力が残っている場所は、外部からの力がたとえ弾性限界
内であっても、局所的に残留応力+外力が弾性限界を超えて塑性
変形する場合がある。全体的にばねはのびてへたる。

もっというと、下手なばねでは焼き入れが一様ではなく、強度が
局所的に落ちている場合もあるだろう。

スポークのなじみ出しにも、残留応力を減らす要素がある。