http://homepage2.nifty.com/inokannet/gakkai2.doc ↑ここに2歳の犬と20歳の犬の肺を比べた写真がある
20歳の犬の肺は排ガスで恐ろしい事になってる
20歳のイヌの肺はSPMでごま塩状態
中でも身震いするほど衝撃を受けたのは、鳥取大学の島田章則教授
(獣医病理学)の「ディーゼル排気粒子がイヌの肺に入ると?」
の講演でした。プロジェクターから投 映された2歳の若齢犬の肺は
赤み色でなめらかです。次に投映された肺は、肺全体がごま塩状態。
黒い点(SPM)が肺全体にまんべんなく沈着し、肺は盛り上がっています。
肺胞が膨張した状態になっているために起こる症状で、気腫や退縮不全が
見られるといいます。
ナノサイズの粒子は肺の深部(肺胞)にまで到達し、毛細血管壁を通過して全身 循環する
イヌはヒトと「同様の生息環境」
島田教授は、イヌは飼い主であるヒトと「同様の生息環境」に比較的「長時間
(平均で10年から15年)」生存していること。また、呼吸器の「解剖生理学
的構造がヒトのそれと類似している」ことから、大気汚染物質のヒトの生体(組
織)への影響を検討する上で有用な動物モデル。また、「車の排気口とほぼ同じ
高さに鼻が位置している」ことから排出直後の排気ガスに鼻孔が曝露されやすい
ことは、「子どもたちの大気環境と類似している」ことから大気環境下で生きて
いるイヌの肺にどのような現象が見られるのかを獣医病理形態学から研究し、現
在、蓄積している浮遊粒子状物質(SPM)と傷害(病理学的変化、健康影響)
との関連性について解析を進めています。
タバコを自分でプカプカ吸うイヌはいませんから上記写真のイヌは、日常生活
を送った環境の空気を吸ってきたイヌに違いありません。20年生きてこれだれ
汚染をされているとしたら、人間はどうなっているんだろうと思って、身震いが
したのです。